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【実質3択】初心者のための超簡単なゲーミングPCの選び方とおすすめゲーミングPC

ゲーミングPC

「いろんな比較サイトを見たけど、難しくて結局ゲーミングPCの選び方がよくわからない!」

「難しいことはいいからおすすめのゲーミングPCを教えて欲しい!」

ゲーマーがゲーミングPCを購入するときには、必ずスペックで迷うと思います。

しかしインターネットを検索してみると、PCマニア向けの詳細な比較記事や、逆に「書いてる人絶対ゲーマーじゃないだろ……」という記事が見つかったりします。

ゲームがやりたいからゲーミングPCが欲しいだけで、細かい性能の差とかは正直気にしないんだけど……こんなに考えなきゃいけないことが多いのは面倒だな……

そう思ったことがある方、いるんじゃないでしょうか。

この記事は、現役ヘビーゲーマーかつPC好きな私マルセル北村が、ゲーマーのための簡単なゲーミングPCの選び方について書いた記事です。

マルセル北村
マルセル北村

本来ゲーマーが考える必要のない、細かいスペックの比較などはそぎ落とし、しかし要点は押さえて快適なゲーミングライフを送るためのゲーミングPC選びをサポートします。

 

私自身はPCも好きですが、ゲーミングPCはあくまでもゲームをするための道具として捉えているので、ゲーマー目線でのゲーミングPC選びの要点がわかります。

この記事を読むことで、簡単に時間をかけず、プレイしたいゲームがプレイできるゲーミングPCを選んで購入することができます。

しかし、この記事が「長えよ!」と思う方は究極に簡略化した以下の記事をまず読んでみてください。

マルセル北村
マルセル北村

今回は、一般的なゲーミングPCの選び方について軽く説明した後、本題である「グラボから選ぶゲーミングPCの選び方」を解説したいと思います。

非常に長い記事になってしまいましたので、本題の「ゲーミングPCにおすすめのグラボ」から読みたい方はこちらをクリックして飛ばしてください。

ところで私はデスクトップじゃなくてゲーミングノートPCを検討してるんだけど……

私は、基本的にゲーミングノートPCをおすすめしていません。

詳細については以下の記事をご覧ください。

マルセル北村
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プロフィール
この記事を書いた人
マルセル北村

ゲーマー歴20年以上、自作PC歴10年以上。生涯現役ヘビーゲーマー。主にPCマニアではないゲーマーに向けて、簡単でわかりやすい記事をお届けします。
好きなゲームはEFTやSkyrimなど。お仕事の依頼はサイトの問い合わせフォームからお願いします。

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BTOゲーミングPCの選び方のポイント

最初に、結論として簡単で確実なBTOゲーミングPCの選び方を提示します。

基本的に、ゲーマーがBTOゲーミングPCを購入する場合はグラフィックボード(グラボ)だけ検討すればそれで十分です。

自作PCの場合考えることは増えますが、「グラボから選ぶべき」という基本は変わりません。

マルセル北村
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グラボは、ゲーミングPCの性能を最も大きく左右するパーツです。

ゲーミングPCにおいては、グラボ以外のパーツは添え物と言っても過言ではありません。

そして、今からゲーミングPCを買うなら基本的に選ぶべきグラボの選択肢は5種類と考えています。

マルセル北村
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5種類ですが、その中には「ほぼ同じ役割を持つグラボ」が複数含まれているので実質3択です。どうでしょう、簡単に思えてきませんか?

まずは自分の望む解像度に合わせてグラボを選ぶ

まず、以下のフローチャートに沿ってグラボを選びます。

ゲーミングPCの選び方を示したフローチャートの画像

メモリ容量を見る

次に、メモリ容量を確認します。

メモリの容量は32GBが望ましい。最低でも16GBにする。

以上です。ね、簡単でしょう?

マルセル北村
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みんな難しく考えすぎだと思うのです。

ゲーミングPCの選び方のポイント

ゲーミングPCの選び方のポイントをお伝えします。

これをわかっていないと、どのゲーミングPCを買えば良いのか長い時間迷い続け、人生の貴重な時間を浪費することになります。

逆にこの考え方を身につけられれば、快適なゲーミングライフはすぐそこです。

グラボを最優先に考える

ゲーミングPCを購入するとき、大量のベンチマークを比較したり、細かくパーツの性能を比較するのはナンセンスです。

マルセル北村
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そのあたりのことは「PCが趣味」の人が行うことで、「ゲームが趣味」のゲーマーが行う必要はありません。

ゲーマーがBTOゲーミングPCを購入したいと思うとき、他のパーツには目もくれず、グラボだけを選べばいいです。

他のパーツはグラボの足を引っ張らない程度で良い

CPUやメモリはどう選べばいいの?

極論、選ぶ必要すらありません。

まともなBTOゲーミングPCショップでグラボを選択すれば、他のパーツは大体グラボに適したものになっています。

CPUやメモリで重要なのは、グラボの足を引っ張らない(ボトルネックにならない)ことです。

神経質に性能比較する必要は全くありません。

初心者がやってはいけない間違ったゲーミングPCの選び方

上記の選び方を踏まえて、逆に初心者の方がやってはいけないゲーミングPCの選び方を紹介します。

次の思考を見てください。

お金もないし、やりたいゲームが1つだけだから、とりあえずこのゲームをプレイできるくらいのゲーミングPCを調べてメルカリで買おうかな……

この考え方には、ゲーミングPCを選ぶ時に危険な思考がいくつも含まれています。それが以下の4つです。この考え方は捨てましょう。

  • ギリギリのスペックのゲーミングPCを選ぶ
  • やりたいゲームの推奨スペックに合わせてゲーミングPCを選ぶ
  • 値段を重視して中古、個人取引で販売されているゲーミングPCを選ぶ
  • ゲーミングPCの細かい性能を気にしすぎる

ギリギリのスペックのゲーミングPCを選ぶ

仮にやりたいゲームが一つだけだとしても、そのゲームをプレイできるギリギリのスペックのゲーミングPCを選んではいけません。

なぜなら、他にやりたいゲームができた時に対応できない可能性が高いというのが理由の1点目。

そして、本当にそのゲームしかやらなかったとしても、最近のゲームはアップデートがあることを忘れてはいけません。

ゲームがアップデートされることで、事実上の要求スペックが上がってしまうとギリギリのスペックのゲーミングPCでは太刀打ちできません。

そのため、必要なスペックギリギリを攻めてゲーミングPCを買ってはいけません。

やりたいゲームからゲーミングPCを選ぶ

え!でもやりたいゲームがあるからゲーミングPCを買うのに?

ごもっともです。しかし、最近のゲームは、RTX3060以上を搭載したゲーミングPCであればよっぽどのゲームでなければ動きます。

また、公式サイトなどに書いてあるPCゲームの推奨動作スペックはあまりアテになりません。

そのため、ゲーミングPCを選ぶ時は、自分が1番やりたいゲームが「よっぽどのゲーム」に当てはまるかどうかのみ確認して、ゲーミングモニターの解像度と目標フレームレートを基準にしてグラボを選ぶのが良いです。

値段を重視して中古、個人取引で販売されているゲーミングPCを選ぶ

あなたがゲーミングPCを買うのはなんのためでしょうか?

ゲームをするためですね。

どんなに安いゲーミングPCを買っても、ゲームが出来なければ本末転倒です。

中古や、個人がメルカリなどのフリマアプリで販売しているゲーミングPCは安いため、初心者の方が手を出しがちです。

しかし、そういったゲーミングPCは、大手BTOパソコンショップのゲーミングPCのようにバランスのいいパーツ選びがされていないことも多く、総じて自作経験者などのパーツの良し悪しがわかる上級者向けです。

マルセル北村
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初心者がこういったゲーミングPCに手を出すのは、ひのきのぼうで魔王に挑むようなものです。

保証も初期不良対応のみということが多く、安いと思っていたら結果的に高く付くこともありえます。

おとなしくRTX3060以上のグラボが搭載された大手BTOパソコンショップのゲーミングPCを選びましょう。

ゲーミングPCの細かい性能を気にしすぎる

繰り返しになりますが、あなたがゲーミングPCを買うのはなんのためでしょうか?

ゲームをするためですね。

細かい性能を気にしすぎて、ゲーミングPCを選ぶのに時間をかけ過ぎるのは本末転倒です。

「勉強しようとしてるのに、えんぴつ選びに1週間かけている人」がいたら滑稽だと思いませんか?

早く良いゲーミングPCを買って、快適なゲーミングライフを送りましょう。

ゲーミングPCを構成する主なパーツ3つ

この項では、ゲーミングPCを構成する主なパーツ3つについて解説します。

当然、他にもパーツはあるのですが、これら3つが核となります。

GPU(グラフィックボード、グラボ)

最重要パーツです。ゲーミングPCにおいては、これ以外のパーツはおまけと言っても過言ではありません。

グラボとは、グラフィックボードの略です。そしてグラフィックボードとは、GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を載せた板のことです。

……つまりどういうこと?

まあ、別にグラボが何なのかを理解する必要は特にありません。もし、もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。

重要なのは、パソコンのグラフィック機能を司るパーツがグラボであり、ひいてはゲーミングPCのゲーミング性能に最も影響するパーツがグラボであるということです。

CPU

CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)は、コンピューターの”脳”と言えるパーツであり、コンピューターが動作するために必要不可欠な部品です。

ですが、ゲーミングPCではさほど重視されません。重要なのはグラボの足を引っ張らないCPUを選ぶことです。

マルセル北村
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間違ってもCPUを優先してゲーミングPCを選ばないでください。絶対に後悔します。

メモリ

メモリは、PCの根幹をなすパーツの一つです。

メモリはしばしば「デスク」に例えられます。デスクが大きい方が一度にたくさんの作業ができるのと同様に、メモリ搭載量が多い方がパソコンで一度にたくさんの作業ができます。

マルセル北村
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メモリは最低16GB、32GBあれば安心とだけ覚えておけばそれで十分です。

グラボの選び方

では、そんな最重要パーツであるグラボはどう選べば良いのでしょうか。

この項では具体的なグラボの選び方について紹介していきます。

GPUのメーカーについて

まず、GPUのメーカーについてです。

ゲーミングPCのグラボに搭載されているGPUは、現状3社が製造しています。各社のブランドは以下のとおりです。

  • 「NVIDIA」の「Geforce」(RTX〜)
  • 「AMD」の「RADEON」
  • 「intel」の「Arc」

各社様々な企業努力を行なっているわけですが、現状一般ゲーマーは「NVIDIAのGeforce」(RTX〜)一択なので他のGPUは忘れてもらって大丈夫です。

マルセル北村
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RADEONやArcは、マニア向けと言わざるを得ません。

ちなみに、「NVIDIAのGeforce」が載ったグラボは様々なPCパーツメーカー(例えばASUSやギガバイトなど)が製造・販売しています。

もし、グラボのメーカーで悩むようなことがあれば以下の記事をご覧ください。

グラボは解像度と目標フレームレートから選ぶ!

当然ゲームによってゲーミングPCに必要な性能は変わるのですが、世の中にあるたくさんのゲーム全てについて個別に検討するのは現実的ではありません。

そこでおすすめなのが、「目標解像度とフレームレート」からグラボを選ぶという方法です。

解像度が高いと画質が良くなります。

フレームレートが高いと描画するコマ数が増え、滑らかな映像を実現できます。

しかし、その分ゲーミングPCに求められる性能が上がります。

グラボに求められる性能は、目標解像度とフレームレートで大きく変化します。

解像度とフレームレートについては、自分がプレイしたいゲームの種類に応じて選択する必要があります。

……とはいえ、「対戦型FPSをやるならモニターは小さい方がいい(≒解像度は低いほうがいい)」、「デスクの奥行きがあまりない場合モニターは小さい方がいい」という程度で、それ以外についてはどこまで自分が画質・フレームレートを求めて金を出せるかという話になってきます。

マルセル北村
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迷ったら、以下のどちらかのスペックのゲーミングモニターが安牌です。

  • 24インチ、フルHD、144hz
  • 27インチ、WQHD、144hz
解像度とリフレッシュレートのおすすめ目安。あくまで目安。
解像度リフレッシュレート
競技系FPSフルHD、WQHD120Hz以上
ソロゲーWQHD、4K60Hz以上

ゲーミングPCに搭載するおすすめのグラボ

以上を踏まえて、購入するゲーミングPCに搭載するグラボを選びます。

マルセル北村
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実は、値段とスペックを比較すると、現状おすすめできるグラボは3択に絞られると考えています。

それが以下になります。グラボは色々ありますが、この中から選べば間違いありません。

ゲーミングPCに搭載するおすすめのグラボ
  • RTX4090
  • RTX4070 SuperまたはRTX4070ti
  • RTX4060またはRTX3060

同列になっているグラボは、ほとんど性能が変わらないのでどちらを選んでもいいということです。

これらのグラボはどれも差別化されており、コスパがよく、それぞれに明確な役割とターゲットが存在しています。

これから順番に解説していきますが、先にこれらグラボの特徴をまとめたわかりやすい表を公開しておきます。

項目RTX4090RTX4070tiまたはRTX4070SRTX4060またはRTX3060
性能とても高い高い低い
価格とても高い高いとても安い
ターゲット究極を求める人ほとんど全ての人ライトユーザー
コスパ良い良い良い

ゲーミングPCに搭載するグラボの選び方とそれぞれの特徴

まず、NVIDIAが公開している上記3つのグラボの性能を比較表で紹介します。

RTX4090RTX4070tiRTX4070 SRTX4060RTX3060
CUDAコア数163847680716830723584
ベースクロック2230MHz2310MHz1980MHz18301320MHz
メモリタイプGDDR6XGDDR6XGDDR6XGDDR6GDDR6
VRAM容量24GB12GB12GB8GB12GB
メモリバス幅384bit192bit192bit128bit192bit
TGP(電力)450W285W220W115W170W
マルセル北村
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まあ、上記の比較表を見て良し悪しがわかる方なら当サイトを見る必要ないと思いますので、気にしなくていいです。

では、これらのグラボについて順番に私が考える特徴を述べていきます。

RTX4090

私マルセル北村が考える、RTX4090の特徴は以下のとおりです。

  • 現行の一般ユーザー向けグラボの中で、頭2つくらい飛び抜けた最高レベルのスペックを誇るグラボです。
     
  • 価格は圧倒的に高いですが、その分性能も圧倒的なため、コスパは優れています。
     
  • 4K高フレームレートで重いゲームをプレイしたい、MOD盛り盛りでオープンワールドゲーをしたいなどの希望がある場合、RTX4090を購入する必要があります。
     
  • 一方、ほとんどの用途ではオーバーパワーなグラボであることは否めません。
マルセル北村
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「ハイエンドグラボはニッチなのでコスパが悪い」というのが通例だったのですが、RTX4090はその常識を覆しました。RTX4090はコスパのいいグラボです。

とはいえ絶対的な価格は高いので、人を選ぶグラボなのは間違いありません。

RTX4070ti

私マルセル北村が考える、RTX4070tiの特徴は以下のとおりです。

  • RTX4000番台のミドルグレードのグラボです。
     
  • ミドルグレードといいつつ、VRAM以外前世代のハイエンドであるRTX3090tiとほぼ同等のスペックを誇ります。
  • 元々は「RTX4080」としての販売を予定されていたという事情もあり、高い基本スペックを持ちます。
     
  • RTX4070tiを買っておけば、WQHD以下のほぼ全てのゲーミング環境に対応できます。
     
  • そのため、今から3070以上の3000番代のグラボを買うくらいなら、4070tiを買うことをおすすめします。
マルセル北村
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RTX4070tiは器用万能なグラボです。少し価格は張りますが、これを買っておけば間違いないと断言できる極めてコスパの良いグラボです。

 

なお、RTX4080については、価格と性能が釣り合っていないためあまりおすすめしません。

RTX4070 Super

私マルセル北村が考える、RTX4070 Superの特徴は以下のとおりです。

  • RTX4000番台のミドルグレードのグラボです。
     
  • RTX4070以上、RTX4070ti未満の性能を持っていますが、どちらかというとRTX4070tiに近い性能を持ちます。
     
  • RTX4070 Superを買っておけば、WQHD以下のほぼ全てのゲーミング環境に対応できます。
     
  • RTX4070tiとの価格差次第ですが、RTX4070 Superはミドル帯のスタンダードを担える性能を誇っています。
マルセル北村
マルセル北村

NVIDIAが最初に提示した価格はRTX4070と同価格だったのですが、案の定RTX4070と同値で販売されることはありませんでした。

とはいえ、いいGPUであることは間違いなく、RTX4070 Superがこれからの鉄板グラボになっていくのではないかと感じています。

RTX4060

私マルセル北村が考える、RTX4060の特徴は以下のとおりです。

  • RTX4000番台のロースペック帯のグラボです。
     
  • ロースペック帯とはいえ、フルHD解像度でのゲーミングには十分な力を持っており、現代ゲーミングPCの下限と言えるグラボです。
  • 前世代のRTX3060と比較して一長一短なグラボであることに注意が必要です。
マルセル北村
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RTX4060は、前世代の同グレードである「RTX3060」からの進化が乏しいどころか劣化している部分すらあるグラボです。

とはいえ、総合的な性能はRTX3060とほぼ変わらないですし、今となってはRTX3060の取り扱いが無いショップもあり、RTX4060を排除してしまうと低価格帯のゲーミングPC選びが難しくなるため、おすすめのグラボに加えています。

RTX4060とRTX3060の簡易比較表
RTX4060RTX3060
消費電力低い高い
価格高い安い
VRAM少ない多い
DLSS3.0対応2.0対応

RTX3060

私マルセル北村が考えるRTX3060の特徴は以下のとおりです。

  • RTX3060は、前世代のグラボの中で最も廉価なグラボですが、フルHD程度の解像度で、高すぎるフレームレートを望まないならほとんどのゲームを問題なくプレイできます。
     
  • 上位機種のRTX3060ti、3070、3070ti、3080、さらにはRTX4060よりも多い12GBのVRAMを積んでいるのも大きな魅力です。
     
  • そのため、非常にコスパに優れたグラボであるといえます。
     
マルセル北村
マルセル北村

RTX3060は、現実的に手を出しやすい価格帯でまともなスペックを持つグラボです。

 

何故か酷評されているのをよく見るグラボなのですが、私もRTX3060搭載ゲーミングPCを持っており、色々なゲームをプレイしていて不満に思ったことはありません。

 

逆にRTX3060を下回るスペックのグラボだと、ゲーミング環境で我慢しなければならないことが多くなってくるのでおすすめしません。

最近RTX3060tiが在庫処分期に入っているのか、RTX3060と価格が逆転していることがあります。

価格差がなく、VRAMが8GBで問題なければRTX3060tiを買った方が良いと思います。

それぞれのグラボを搭載したおすすめゲーミングPC

それでは、おすすめする各グラボを搭載したゲーミングPCを、具体的な製品名を挙げて紹介していきます。

どのBTOパソコンショップがいいのか悩んでいるという方は先に以下の記事をご覧ください。

マルセル北村
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リンクをクリックすると、各グラボ搭載のゲーミングPCの項にジャンプします。

RTX4090搭載ゲーミングPC

RTX4090を搭載したおすすめゲーミングPCについては以下の記事でも紹介しています。

ここでは、上記記事に掲載しているもののうち代表的なものを紹介します。

パソコン工房のRTX4090搭載ゲーミングPC

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iiyama LEVEL-R7X7-LCR78D-XL1X

デフォルトのスペック
CPURyzen 7 7800X3D
GPUNVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB (GDDR6X)
メモリ32GB (DDR5-4800、16GB×2)
ストレージ1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
電源1000W PLATINUM認証
このゲーミングPCの評価
  • 実質的に現状のゲーミングPC最強構成
  • しかし50万円切りの価格
  • メモリ32GB標準搭載
  • 240mm簡易水冷CPUクーラー標準搭載
マルセル北村
マルセル北村

国内外から評価される「iiyama」ブランドを持つパソコン工房は、他社と比べて価格が安く、極めてコスパのいいゲーミングPCを提供しています。

 

ゲーミング最強CPUの一角「Ryzen 7 7800X3D」を搭載し、同時にゲーミング最強GPU「RTX4090」を搭載する、まさに「ゲーミング最強」のゲーミングPCです。

 

現行最新のDDR5メモリを搭載しており、32GB標準搭載でこの価格です。

 

240mmの簡易水冷CPUクーラーが標準です。実は、Ryzen7800X3Dは発熱量が少ないので240mmでも十分です。


総じてバランスの取れた構成で、パソコン工房らしく重要でない部分を削ってコストカットしていることがうかがえて好印象です。

マルセル北村
マルセル北村

ほぼ同じ構成で、ケースがかっこよくなったモデルもあります。

ドスパラのRTX4090搭載ゲーミングPC

GALLERIA ZA7C-R49

デフォルトのスペック
CPUIntel Core i7-14700KF
GPUNVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB (GDDR6X)
メモリ32GB (DDR5-4800、16GB×2)
ストレージ1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
電源1000W GOLD認証
このゲーミングPCの評価
  • メモリ32GB、RTX4090搭載で50万円前後の価格
  • インテルのゲーミング最強クラスのCPUを搭載
  • 240mm簡易水冷CPUクーラー標準搭載
マルセル北村
マルセル北村

ドスパラが販売しているゲーミングPCです。ドスパラのPCケースは一目で「ガレリア」とわかるのが特徴的ですね。

 

RTX4090、14700KFを搭載し、メモリも32GB搭載。ストレージも1TB積んでおり、同様の条件のゲーミングPCの中では相当安価です。

 

インテル派ならこのゲーミングPCが選択肢に入るでしょう。

RTX4070ti搭載ゲーミングPC

RTX4070tiを搭載したおすすめゲーミングPCについては以下の記事でも紹介しています。

ここでは、上記記事に掲載しているもののうち代表的なものを紹介します。

マウスコンピューターのゲーミングPC

G-Tune FZ-I7G7T

デフォルトのスペック
CPUIntel Core i7-14700KF
GPUNVIDIA GeForce RTX 4070Ti
メモリ32GB (DDR5-4800 16GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ1TB SSD (NVMe接続)
電源750W BRONZE認証
このゲーミングPCの評価
  • 全ての性能が標準以上のハイスペックPC
  • 高額製品には嬉しい3年間の無料保証と電話サポート付き
  • 360mm簡易水冷CPUクーラー標準搭載
  • 保証を含め大手メーカーの安心感があるが、その代わり価格は若干高め
  • ケースがおしゃれ
マルセル北村
マルセル北村

国内生産が大きなウリのマウスコンピュータのゲーミングPCです。大手メーカーのため支払い方法が豊富、かつユーザーサポートに期待できるのがポイントです。

特筆すべきはスペックの高さです。CPUは文句なしメモリも現行のDDR5、CPUクーラーは標準で360mmの簡易水冷になっています

ケースも個性的でかっこいいです。

さらに、なんと3年間の無償保証と電話サポートがついています。他メーカーだと1年間が通常であり、ゲーミングPCとしては異例です。

 

余裕を持ったスペックのため、最も初心者向けと言えるかもしれません。

RTX4070 Super搭載ゲーミングPC

RTX4070 SUPERを搭載したおすすめゲーミングPCについては以下の記事でも紹介しています。

ここでは、上記記事に掲載しているもののうち代表的なものを紹介します。

マウスコンピューターのゲーミングPC

G-Tune DG-I7G7S

デフォルトのスペック
CPUIntel Core i7-14700F
GPUNVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ32GB (DDR5-4800 16GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ1TB SSD (NVMe接続)
電源750W BRONZE認証
このゲーミングPCの評価
  • 高額製品には嬉しい3年間の無料保証と電話サポート付き
  • 240mm簡易水冷CPUクーラー標準搭載
  • 保証を含め大手メーカーの安心感がある
  • ケースがおしゃれ
マルセル北村
マルセル北村

国内生産が大きなウリのマウスコンピュータのゲーミングPCです。大手メーカーのため支払い方法が豊富、かつユーザーサポートに期待できるのがポイントです。

CPUクーラーは標準で240mmの簡易水冷、メモリは32GB。ケースも個性的でかっこいいです。

さらに、なんと3年間の無償保証と電話サポートがついています。他メーカーだと1年間が通常であり、ゲーミングPCとしては異例です。

 

総じてバランスがとれた、価格も手頃なゲーミングPCです。

マルセル北村
マルセル北村

同じ構成でホワイトになったモデルもあります。

RTX4060搭載ゲーミングPC

RTX4060を搭載したおすすめのゲーミングPCについては以下で紹介しています。

ここでは、上記記事で紹介している中でもっともおすすめな1モデルのみ抽出してご紹介します。

マウスコンピューターのゲーミングPC

NEXTGEAR JG-A7G60

デフォルトのスペック
CPUAMD Ryzen 7 5700X
GPUNVIDIA GeForce RTX 4060
メモリ16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ1TB SSD (NVMe接続)
電源750W BRONZE認証
このゲーミングPCの評価
  • 標準で3年間の無料保証と電話サポート付き
  • 240mm簡易水冷CPUクーラー標準搭載
  • 保証を含め大手メーカーの安心感がある
  • 非常にコスパが高い
マルセル北村
マルセル北村

国内生産が大きなウリのマウスコンピュータのゲーミングPCです。大手メーカーのため支払い方法が豊富、かつユーザーサポートに期待できるのがポイントです。

オンライン限定の高コスパブランド「NEXTGEAR」のゲーミングPCです。

低価格ながらCPUクーラーは標準で240mmの簡易水冷、ストレージは1TBのSSDを搭載しています。

低価格なNEXTGEARですが、他のマウスコンピューターPCと同じく3年間の無償保証と電話サポートがついています。他メーカーだと1年間が通常であり、ゲーミングPCとしては異例です。

RTX3060搭載ゲーミングPC

RTX3060を搭載したおすすめのゲーミングPCについては以下で紹介しています。

ここでは、上記記事で紹介している中でもっともおすすめな1モデルのみ抽出してご紹介します。

最近RTX3060tiが在庫処分期に入っているのか、RTX3060と価格が逆転していることがあります。

価格差がなく、VRAMが8GBで問題なければRTX3060tiを買った方が良いと思います。

【一番おすすめ】ツクモのRTX3060搭載ゲーミングPC

GI5J-C230BN/CP1

デフォルトのスペック
CPUintel Core i5 13400F
GPUGeForce RTX 3060
メモリ16GB (8GB×2)
ストレージ1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
電源750W GOLD認証
このゲーミングPCの評価
  • 即納モデル(非BTO。カスタマイズは不可)
  • その代わり圧倒的なコスパを誇る
  • ストレージも標準で1TB搭載
  • カスタマイズせずともバランスの取れた構成でコスパは最高峰
マルセル北村
マルセル北村

PCパーツショップ老舗であるツクモのゲーミングPCです。

 

RTX3060かつ13400F、SSDが1TBでこの価格なのでめちゃくちゃ安いです。価格を重視しているであろうRTX3060ユーザーには最適です。

 

正直、RTX3060搭載機が欲しいなら、コスパ的にはこのゲーミングPCを買っておけば良いと思います

 

即納モデルなのでカスタマイズはできませんが、カスタマイズなしでも完成されたスペックを持っています。

結局どのグラボを搭載したゲーミングPCを選べば良いのか?

これまでの解説を踏まえ、最終的にどういった方がどのグラボを選ぶべきかをお伝えします。

まず、これまでの解説を全てまとめて、わかりやすい表にしましたのでご覧ください。

項目RTX4090RTX4070tiまたはRTX4070SRTX4060またはRTX3060
性能とても高い高い低い
価格とても高い高いとても安い
ターゲット究極を求める人ほとんど全ての人ライトユーザー
コスパ良い良い良い

この表を見ていただければわかると思いますが、ほとんどの方はRTX4070tiかRTX4070 Superを購入するのがおすすめです。

マルセル北村
マルセル北村

お金があって最新のゲームを高設定でプレイしたい方はRTX4070tiや4070 Super、お金を節約してある程度の設定でゲームをプレイしたい方はRTX4060や3060を購入しましょう。

RTX4090については、究極を求める人が価格を度外視して購入するものです。一般人には必要ありません。

ただ、4090は過去のハイエンド機と違ってちゃんと価格に見合う性能を持っているので、3090などよりは購入する理由が大きいです。

マルセル北村
マルセル北村

個人的にはスカイリムなど、MODが盛り上がっている3Dゲームを全力で楽しみたい場合はRTX4090の購入をおすすめします。

 

私もRTX4090を持っています。

それ以外のグラボは何故ダメなのか?

今回紹介されなかった3つ以外のグラボはなんでダメなの……?

そう思っている方もいるのではないでしょうか。

そちらについてもこれから簡単に解説していきますが、別に見る必要もないので興味のある方だけ見てみてください。

RTX2000番代以前のグラボ(1660を除く)

流石に古すぎます。性能は低く、消費電力は高く、そもそも売っていないという三重苦です。

検討する必要は全くありません。

GTX1660 super

GTX1660SuperはRTX2060からレイトレーシング用のコアを取り去ったものです。逆に言うと、レイトレーシング以外は2060とあまり変わりません。

今でもたまにBTOで売っているのを見ますが、基本的に購入してはいけません。

3060の方が圧倒的に優秀で、値段もあまり変わらないからです。今更購入するようなものではありません。

RTX3060ti

RTX3060tiは、検討する価値のあるグラボです。

RTX3060tiはRTX3070の劣化版という立ち位置で、RTX3060より確実にスペックはよいです。

ただ、3060tiなら出来て、3060だと出来ないことはあまりないです。

フレームレートは当然上がりますが、例えば3060tiで144fps出せるゲームでは3060でも144fps出せたりして、実質的な差があまりありません。

逆に、RTX3060tiはVRAMが8GBしかないという弱点があり、3060より不利になる場面も出てきます。

ただ、純粋な性能の差が出てくるゲームもあるとは思うので、「数万円の差」が許容できるのならRTX3060tiの購入はアリだと思います。

RTX3070

中途半端です。

安さを求めるのならRTX3060(あるいは4060)を、スペックを求めるのならRTX4070tiを買いましょう。

RTX3080、3090、3090ti

消費電力、性能、値段、ほとんどRTX4070tiや4070 Superに勝てる要素はありません。

おとなしくRTX4070ti(またはRTX4070 Super)を買うか、ハイエンドを志向しているならRTX4090を買いましょう。

RTX4070

中途半端です。性能的にはRTX3080に近いです。RTX4070 Superの登場によってさらに立ち位置が微妙になってしまいました。

RTX4070tiやRTX4070 Superを購入したほうがいいと思います。

が、よくセール対象になっているので、とても安く売っていたとしたら決して性能が悪いわけではないのでナシな選択ではありません。

ただし、よく安くなるということは人気がないということです。それはご理解ください。

RTX4070ti Super、RTX4080

中途半端です。

4Kゲーミングには性能が足りませんし、WQHDなら4070tiやRTX4070 Superで十分です。

あまり魅力を感じません。

RTX4060ti

地雷です。これを買うくらいなら、RTX4060やRTX3060tiを買ったほうがいいです。少なくとも今は。

CPUについて

再三述べている通り、ゲーミングPCにおいてCPUはあまり重要ではありません。

CPUとグラボ、どっちに予算をかけたら良いのかな?

と思っている方がいたら、断言します。グラボです。とにかくグラボのグレードを上げてください。友達にもそう伝えてあげてください(当サイトのURLを添えて)。

とはいえ、ゲーミングPCを買う際に、搭載されたCPUがそのゲーミングPCに適したCPUであるかを一応確認することは必要です。

ゲーミングPCに搭載するCPUの選び方については以下の記事で解説していますので、興味のある方はご確認ください。

マルセル北村
マルセル北村

基本的にはBTOショップの標準構成が参考になります。

CPUを重視しなくていいというのは、ものすごく古いCPUでも良いという意味ではないので念のため。

グラボ以外のスペックに関する細々とした質問に対するFAQ

ここでは、「マルセル北村はグラボさえ決めればいいと言っているけど、信頼できない!」という方に向けて細かいパーツの選択について簡単に回答しています。

マルセル北村
マルセル北村

メモリの容量やCPUクーラーについての話です。

興味がなければ飛ばしてください。

Q
メモリの容量は何GBがいいの?
A

メモリは、32GB搭載することを推奨します。32GBあれば、ゲーミング目的で不足することはまずありません。

16GBでも戦えますが、ギリギリの戦いを強いられる可能性があります。

私は、ゲーミングPCのスペックにはある程度の余裕を持たせるべきだと思っているので、32GBの搭載を推奨します。

なお、メモリのクロック数は実ゲーミングにほとんど影響しないので気にしなくていいです。搭載量だけを検討してください。

クロック数の意味がよくわからなければ無視して大丈夫です。

Q
CPUクーラーは空冷と水冷どちらがいいの?
A
Q
電源の容量とグレードはどうすれば?
A

容量はBTOメーカーが最適な物を選んでくれているので、初期設定でいいです。
グレードは、Bronze認証以上なら問題ありません。つまり、基本的になんでもいいということです。

マルセル北村
マルセル北村

昔と違い、ヤバい電源は市場から駆逐されています。よく昔の感覚で「電源には金をかけろ」という人がいますが、現代では過度に気にする必要はありません。

終わりに

今回はゲーミングPCの選び方について紹介いたしました。

さて、最後にもう一度選び方を提示しておきます

ゲーミングPCの選び方を示したフローチャートの画像

正直、これが全てです。

PCゲームを遊ぶためにはゲーミングPCが必要不可欠ですが、初めてゲーミングPCを買う人にとっては選択は難しいものです。高額ですし。

ゲーミングPC購入の際の選択の難易度を下げ、ゲーマー人口が増えてくれれば……と思いこの記事を書きました。

あなたの快適なゲーミングライフの一助になれば幸いです。