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ゲーミングPCのCPUはintelとAMDどっちがいいのか?どちらも持つ筆者が語る

ゲーミングPCの画像 ゲーミングPC

マルセル北村です。

新世代のCPUも大体出揃い、そろそろゲーミングPCを購入しようかと思っている方も多いのではないでしょうか。

当サイトで何度も触れているように、ゲーミングPCを選ぶ時はグラボから選ぶのがおすすめの方法です。

しかし、中にはこんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

ゲーミングPCのCPUはインテルとAMDのRyzenどっちがいいんだろう?

マルセル北村
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今回は、ゲーミングPCのCPUをインテルにするかAMDどっちにするか迷っている方に、実際にインテルのCPUもAMDのCPUも使用している私マルセル北村が、指標となる事実をお伝えしたいと思います。

なお、CPUの選び方全般については以下の記事をご覧ください。

マルセル北村本格水冷PCを組むくらいパソコンも好きですが、本業は圧倒的にゲーマーです。ゲーミングPCはあくまでもゲームをするための道具だと思っています。

ヘビーゲーマーかつPC好きの私だからこそできる、ゲーマー目線の体感的で率直なレビュー・解説を心がけています。

プロフィール
この記事を書いた人
マルセル北村

ゲーマー歴20年以上、自作PC歴10年以上。生涯現役ヘビーゲーマー。主にPCマニアではないゲーマーに向けて、簡単でわかりやすい記事をお届けします。
好きなゲームはEFTやSkyrimなど。お仕事の依頼はサイトの問い合わせフォームからお願いします。

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インテル13世代とAMD7000番代の簡易な比較

まず、インテル13世代とAMD7000番代の、ゲーム性能に限った簡単な比較表をご覧ください。

インテルAMD
ゲーム性能安定最強モデルがある
価格低め高め
消費電力高め低め
コスパ高め普通

結論。好きな方を選べばいいが、こだわりがなければ今はインテルが有利

結論から言うと、絶対にインテルを選んだほうがいいとか、AMDを選んだほうがいいという差はありません。両方ともいいCPUです。

ただし、汎用的なゲーミングPCに搭載するCPUという観点においては、現状コスパに優れ、安定性が高いのはインテルと言えるでしょう。

マルセル北村
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CPUの値段自体もそうなのですが、対応マザーボードの価格差が結構大きいため、現状のコスパではインテル有利です。

しかし、私自身はメインPCではRyzenを、サブPCではインテルを使っています。何故でしょうか?

Ryzenの登場がインテルを変えた

少し歴史の話をさせてください。

実は、AMDがRyzenを発売する2017年まではCPUは完全にインテル一強でした。

ライバル不在のインテルのCPUは長年大きな進化をすることなく、細かい更新が繰り返されていました。しかし、それでもインテル一強は続いたのです。

マルセル北村
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インテルのCPUは、最大4コアのままという状況が約7年続いていました。

しかし、AMDが新CPU「Ryzen」を投入したことでインテル一強の空気が一変します。

これまでインテルが出し渋っていた(としか思えない)8コアのCPU(Ryzen 7 1700など)をいきなり投入し、さらにインテルを下回る価格設定を行うことで、絶対王者インテルに戦いを挑みました。

マルセル北村
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現在AMDのCPUは常識的な価格設定になってしまいましたが、Ryzenが出た時はスペックに比べて本当に安く、「コスパのRyzen」と呼ばれていたのです。

実際には初代Ryzenはまだまだ未完成と言っていい代物で、高いカタログスペックを十全に活かせていたとは言い難いのですが、確実にインテル一強を崩すだけのインパクトはありました。

その後、インテルも6コア、8コアとCPUのコア数を増やす方向にシフトしていったことが、インテルが危機感を持った何よりの証拠でしょう。

マルセル北村
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現在では、インテルの「13900K」が24コア、AMDの「7950x」が16コアと大きな進化を遂げています。

もちろん、単にコア数を増やせばいいというものでもないのですが。

安定のインテル、革新のAMD

……まあそんな歴史は現在の消費者からしたら関係ないことではあります。

しかし、現在もAMDはゲーミングに大きな恩恵がある「3D V-Cache」を導入したCPUを投入したり、新しいことに挑戦し続けています。

マルセル北村
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そんなAMDを応援したくなってしまう気持ちもあり、私はインテルのCPUを積んだゲーミングPCと、AMDのCPUを積んだゲーミングPCを持つことにしています。

インテル安定。しかし、最強ゲーミングCPUはAMDのRyzen3D

そういった状況なので、特段こだわりがなければインテルでもAMDでも欲しい方を買えばいいと思います。

しかし純粋なゲーミング性能だけを見た場合、最強になるのは「Ryzen3Dシリーズ」だと考えられることはお伝えしておきます。

というか、ゲーミングPCでRyzenを選ぶメリットが「Ryzen3Dシリーズ」の存在と言えます。

マルセル北村
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たまに「Ryzenはゲームに向かない」という方がいますが、それは昔のRyzenのイメージを引きずっています。

 

今は全く問題ありませんし、前述の「3D V-Cache」を積んだRYZEN3Dシリーズは同期のインテルよりゲーミング性能は高い上、消費電力はインテルより圧倒的に低いです。

なので、私はゲームをプレイするためだけに自作した本気のゲーミングPCには「Ryzen 7 7800X3D」を積んでいます。

さらに、AMDが優位な点として「マザーボードの寿命が長い」事が挙げられます。

インテルは2世代(およそ2年)で絶対にマザーボードのソケットを変更しているため、CPUを買い替えようと思うとマザーボードごと買い替えることになりがちです。

一方、AMDのソケット変更のスパンは比較的長く、例えば「AM4」は2017年の「Ryzen1000」から2022年の「Ryzen5000X3D」まで現役でした。

マルセル北村
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CPUのみを今後換装する可能性のある方なら、最終的にはAMDの方が得になる可能性もあります。

いずれにしても、どちらのCPUを選んでもゲーミングPCとしての性能に問題はありませんので、安心して好きな方を選べば良いと思います。

マルセル北村
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BTOゲーミングPCの購入を考えている方は、おすすめのBTOショップの解説を行なった以下の記事もご覧下さい。

インテルのCPU搭載のおすすめゲーミングPC

コスパに優れたインテルのCPUを搭載したゲーミングPCを紹介します。

マルセル北村
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私が最も万人におすすめできるグラボ、RTX4070ti搭載ゲーミングPC1つを紹介します。

他のモデルを見たい方、もっと詳しく知りたい方はRTX4070tiの解説記事をご覧ください。

パソコン工房のゲーミングPC

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LEVEL-R779-137F-UL5X

デフォルトのスペック
CPUCore i7-13700F
GPUGeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X
メモリ32GB (DDR5-4800、16GB×2)
ストレージ2TB SSD (M.2/NVMe接続)
電源700W BRONZE認証
このゲーミングPCの評価
  • 主にCPUのグレードを下げて価格を抑えたモデル
  • しかしメモリ32GB、2TBのSSDを搭載と良いゲーミングPCのツボを抑える
マルセル北村
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国内外から評価される「iiyama」ブランドを持つパソコン工房は、他社と比べて価格が安く、極めてコスパのいいゲーミングPCを提供しています。

 

CPUが13700Fですが、インテルの13世代と14世代はゲーミング性能は大差ないので問題ありません。


このモデルは2TBのSSDを搭載、メモリ32GBでこの価格です。いいゲーミングPCと言えるでしょう。

AMDのCPU搭載のおすすめゲーミングPC

今回は、高額ではありますがゲーミング最強の「3D V-Cache」を搭載したRyzen7800X3Dを採用したゲーミングPCを紹介します。

なぜ7950X3Dでないのか気になる方は以下の記事をご覧ください。

マルセル北村
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他のモデルも見たい方、もっと詳しく知りたい方はRTX4070tiの解説記事RTX4090の解説記事をご覧ください。

パソコン工房のゲーミングPC(RTX4090)

icon icon

iiyama LEVEL-R7X7-LCR78D-XL1X

デフォルトのスペック
CPURyzen 7 7800X3D
GPUNVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB (GDDR6X)
メモリ32GB (DDR5-4800、16GB×2)
ストレージ1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
電源1000W PLATINUM認証
このゲーミングPCの評価
  • 実質的に現状のゲーミングPC最強構成
  • しかし50万円切りの価格
  • メモリ32GB標準搭載
  • 240mm簡易水冷CPUクーラー標準搭載
マルセル北村
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国内外から評価される「iiyama」ブランドを持つパソコン工房は、他社と比べて価格が安く、極めてコスパのいいゲーミングPCを提供しています。

 

ゲーミング最強CPUの一角「Ryzen 7 7800X3D」を搭載し、同時にゲーミング最強GPU「RTX4090」を搭載する、まさに「ゲーミング最強」のゲーミングPCです。

 

現行最新のDDR5メモリを搭載しており、32GB標準搭載でこの価格です。

 

240mmの簡易水冷CPUクーラーが標準です。実は、Ryzen7800X3Dは発熱量が少ないので240mmでも十分です。


総じてバランスの取れた構成で、パソコン工房らしく重要でない部分を削ってコストカットしていることがうかがえて好印象です。

マルセル北村
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ほぼ同じ構成で、ケースがかっこよくなったモデルもあります。

マウスコンピューターのゲーミングPC

G-Tune DG-A7G7S

デフォルトのスペック
CPUAMD Ryzen 7 7800X3D
GPUNVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ32GB(16GB×2)
ストレージ1TB SSD (NVMe Gen4×4)
電源750W BRONZE認証
このゲーミングPCの評価
  • 高性能にまとまったゲーミングPC
  • 高額製品には嬉しい3年間の無料保証、電話サポート付き
  • 240mm簡易水冷CPUクーラー標準搭載
マルセル北村
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国内生産が大きなウリのマウスコンピュータのRTX4070 SUPER搭載ゲーミングPCです。

7800X3Dと簡易水冷CPUクーラーを標準搭載、SSD1TB標準搭載と3拍子揃っています。

価格は高めですが、3年間の無償保証と電話サポートがついています。他メーカーだと1年間が通常であり、ゲーミングPCとしては異例です。

ツクモのBTOゲーミングPC「G-GEAR Aim」(RTX4070ti)

GB7A-E231/B

デフォルトのスペック
CPURyzen 7 7800X3D
GPUGeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X
メモリ32GB (DDR5-4800、16GB×2)
ストレージ1TB SSD (M.2/NVMe接続)
電源850W GOLD認証
このゲーミングPCの評価
  • ゲーミング最強CPUの一角「Ryzen 7800X3D」を搭載
  • WQHD、フルHDで高フレームレートを求めるFPSゲーマー、ソロゲーをしっとり楽しみたいヘビーゲーマーに強くおすすめ
  • 標準は空冷CPUクーラーだが、簡易水冷に変更可能
  • PCケースがおしゃれ
マルセル北村
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パソコンショップの老舗、ツクモが販売するゲーミングPCです。

 

ゲーミングに限れば最強説があるRyzen7800X3Dと、ほとんどのゲーマーのニーズを満たすRTX4070tiを搭載した理想的組み合わせのゲーミングPCです。

「G-GEAR Aim」に採用されている PCケースは、ツクモの独自PCケースの中ではかなりデザイン性が高く一線を画していると思います。

マルセル北村
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同じ構成で、ガラスパネルとRGBライティングのPCケースもあります。