マルセル北村です。
ゲーミングPCが欲しいけど、置き場所もないし大きくて邪魔かな……
小さいゲーミングPCはないのかな?
こういう方もいらっしゃると思います。そこで今回は、小さくてもグラフィックボードを搭載している「小型ゲーミングPC(コンパクトゲーミングPC)」を紹介します。
なお、今回の記事で扱うのは「小型ゲーミングPC(コンパクトゲーミングPC)」で、あくまでゲーミングデスクトップPCです。
当サイトではゲーミングノートPCは基本的におすすめしない立場を取っていますが、興味のある方は以下の記事をご覧ください。
ゲーミングPCのサイズ
ゲーミングPCのサイズは、PCケースによって決まります。
PCケースにはおおまかな大きさによって種類が分けられています。ゲーミングPCで主に用いられるケースの種類は大きい順に以下のとおりです。
おおまかな大きさによって分かれているというのがポイントで、例えば同じミドルタワーでもケースごとにサイズは違います。そのため、PCケースを選ぶ際は種類を決めた後も、PCケース毎に個別にサイズを確認する必要があります。
PCケースのサイズが大きければ大きいほどパーツ選びの自由度は増しますし、一般的には冷却も有利です。ただし当然値段は上がりますし、フルタワーになると重さ20kgを超えるものも出てきます。
そのため、ほとんどのゲーミングPCは最もバランスの取れた「ミドルタワーケース」を使用しています。
中には、「お前ほんとにミドルタワーか?」というほどデカいミドルタワーケースもあったりしますが……
そして、今回紹介するのはBTOパソコンショップが「ミニタワー」より小さいものとして売っている「コンパクトゲーミングPC」となります。
ゲーミングPCの選び方
当サイトでは、ゲーミングPCを選ぶ際はグラボから選ぶことをおすすめしています。詳細についてはゲーミングPCの選び方に関する以下の記事をご覧ください。
ただし、今回紹介するコンパクトゲーミングPCの場合、グラボの選択肢が「RTX3060」か「RTX3060ti」しかありません。私はRTX3060の方がおすすめですが、どちらを選んでも良いと思います。
最近はグラボの巨大化が著しいので、小さいPCケースだと搭載できるグラボも限られてしまいます。
じゃあ、小さいPCケースのデスクトップを買うくらいならゲーミングノートPCの方がいいんじゃないの……?
デスクトップのグラボとノートPCのグラボは、同じ名前でもそもそもモノが違い性能もぜんぜん違うため、私はスペースが許すならデスクトップPCをおすすめします。
コンパクトゲーミングPCの紹介
BTOパソコンショップが販売しているコンパクトゲーミングPCを紹介します。
コンパクトゲーミングPCは、そもそも扱っているショップが少なく、品切れになっている場合もあるのでご了承下さい。
ツクモのコンパクトゲーミングPC「G-GEARmini」
PCパーツショップの老舗であり、ゲーミングPCも取り扱っているツクモは、コンパクトゲーミングPCとして「G-GEARmini」を販売しています。
……画像には「ハイエンドグラフィックカード搭載」と書いてあるのですが、現状RTX3060のモデルしかないのでどう考えてもハイエンドではありません。
まあ、値段はちゃんとRTX3060の適正価格なので大目に見てあげてください。
「G-GEARmini」に使用されているPCケースの寸法は、横幅183mm、高さ300mm、奥行き390mm。高さは流石にどうしようもないですが、奥行きはほとんどノートPCの幅と変わりません。
マウスコンピュータのコンパクトゲーミングPC
BTOパソコンショップの超大手で、国内生産にこだわる「マウスコンピューター」は、コンパクトゲーミングPCとして「G-Tune PG」シリーズを販売しています。
「G-Tune PG」に使われているPCケースの寸法は、横幅178mm、高さ285mm、奥行き395mm(光学ドライブなし)。高さは流石にどうしようもないですが、奥行きはほとんどノートPCの幅と変わりません。
マウスコンピューターのすごいところは、無料保証期間と電話サポートが3年あることです。通常のゲーミングPCは1年間の無料保証なので、これは破格と言えるでしょう。
パソコン工房のコンパクトゲーミングPC
BTOパソコンショップの老舗であり、極めてコスパの良いゲーミングPCを販売している「パソコン工房」は、コンパクトゲーミングPCとして「LEVEL∞C-class」を販売しています。
「LEVEL∞C-class」に使われているPCケースの寸法は、横幅178mm、高さ297mm、奥行き388mm。高さは流石にどうしようもないですが、奥行きはほとんどノートPCの幅と変わりません。
終わりに
今回はコンパクトゲーミングPCを紹介しました。
注意する点があるとすれば、あくまでデスクトップPCなので、モニターやマウス、キーボードは別途必要になります。
それらゲーミングデバイスの選び方などについては以下の記事で解説しています。