マルセル北村です。
当サイトでは色々とおすすめのゲーミングPCを紹介してきているわけですが、
結局、マルセル北村は今どういう構成のゲーミングPCが一番おすすめなの?
今回は、そういった疑問にお答えしたいと思います。
結局、現在私マルセル北村がもっともおすすめするゲーミングPCはどういう構成なのか?主観の入った私の本音をお伝えしたいと思います。
前提として、私は「ゲームをプレイしたい時にスペックのことで悩む必要がないように、ゲーミングPCはある程度余裕をもたせたスペックのものを選んだほうがいい」という思想をもっていることはお伝えしておきます。
実際、私はこれから紹介する構成で白いゲーミングPCを組みました。
ガチなおすすめ構成であることを信じていただければと思います。
「その前に一般的なゲーミングPCの選び方が知りたい!」という方は、ゲーミングPCの選び方に関する記事をご覧ください。
CPUのおすすめ
私のおすすめは、「7800X3D」か「13700K(F)」、あるいは「14700K(F)」です。私はRyzenの方が好きですが、どちらを選んでも問題ないと思います。
ゲーミングPCという観点でみれば、この3つが最高ランクと言っていいです(13700Kと14700Kは少なくともゲーミング性能においてはほとんど差がありません)。
ゲーム配信などしないのであれば、この上のスペックのCPUを買う必要はないと思います。
これより上は自己満足の世界です。特にRyzenは上位の「7950X3D」であっても、ゲーミング性能に寄与する「3D V-Cache」を搭載しているコアの数は7800X3Dと変わらないので、ゲーミングに限れば性能は大差ない……どころか、7800X3Dの方が実質的には有利なのではないかと思っています。
AMDとIntelで迷っている方は、以下の記事もご覧ください。
GPU(グラフィックボード)のおすすめ
GPUのおすすめに関しては、ひとまずこのゲーミングPCの選び方に関するフローチャートをみてみてください。
基本的にはこのフローチャートの通りです。ただし、個人的にはRTX3060はあまりおすすめしません。
RTX3060は旧世代のローエンドです(一応存在意義の不明なRTX3050もありますが……)。今はまだ戦えますが、そう遠くない未来に陳腐化するのが目に見えています。
そうすると、結果的に出費が増えてしまう可能性が高いです。
私はRTX4070tiや、特にRTX4090なら今後5年は余裕で戦えるのではないかと見込んでいます。
そのため、私としては今からゲーミングPCを買うなら「RTX4070ti」か「RTX4090」の搭載をおすすめします。4KゲーミングをするならRTX4090を、そうでないならRTX4070tiを選ぶのがおすすめです。
メモリ搭載量のおすすめ
メモリの搭載量は32GBがおすすめです。
16GBでも戦えますが、不安の残る戦いになります。あまりおすすめしません。
ゲーミングPCのスペックにはある程度余裕を持たせて、ゲームをするときにはゲームのことだけ考えるようにしたいというのが私の思想です。
規格はDDR4でもDDR5でも構いませんが、RYZENを使う場合はDDR5しか選択肢がありません。
メモリのクロック数は、ゲーミングにはほとんど影響しないので気にしなくて構いません。
電源のおすすめ
電源の容量については、選んだパーツに左右されるので最適なものを選んでください。目安としては、RTX4070ti搭載なら750W以上、RTX4090搭載なら1000W以上でしょうか。
電源の変換効率を示すランクである80PLUS認証ですが、BRONZE認証以上なら別に問題ありません。
昔はヤバイ電源が普通に売られていたので「電源には金をかけろ」という人がいましたが、今はヤバイ電源はほとんど淘汰されています。
神経質になる必要はありません。
ちなみに自作する場合、私のおすすめは「SUPER FLOWER」の電源です。
なんだか胡散くさい名前ですし知名度は高くないですが、極めて高いコスパを誇る台湾のメーカーです。
ストレージのおすすめ
ストレージはM.2 SSD一択です。HDDを搭載することには様々なデメリットがあるので、おすすめしません。
容量は最低でも1TBは欲しいところです。ただ、ストレージに関しては足りなくなったら後から増設してもいいです。
CPUクーラーのおすすめ
CPUクーラーは簡易水冷をおすすめします。ラジエーターのサイズは240mmか360mmがおすすめです。
空冷はハイエンドCPUでは冷却力が不安ですし、高性能な空冷CPUクーラーはヒートシンクが巨大すぎて他のパーツと干渉する可能性があります。
おすすめの構成まとめ
これまでのことを総合すると、現状マルセル北村がおすすめするゲーミングPCの構成は以下の表のようになります。
CPU | 「AMD Ryzen 7 7800X3D」 あるいは 「Intel Core i7-13700(K、F)、14700(K、F)」 |
GPU | 「RTX4090」 あるいは 「RTX4070ti」、「RTX4070 SUPER」 |
メモリ | 32GB |
CPUクーラー | 簡易水冷(240mm以上) |
ストレージ | M.2 SSD(1TB以上) |
電源 | 構成に合わせてBRONZE認証以上のものを |
書いてないものは、まあそんなに気にしなくていいということです。
例外的に、個人的にはケースというか「見た目」もゲーミングPCに重要な要素だと思っています。ゲームのモチベーションを上げる1つの要素になるのは間違いないので。
【RTX4090】マルセル北村おすすめ構成に沿ったおすすめゲーミングPC
私のオススメ構成に概ね沿っているBTOゲーミングPCを紹介いたします。
まずはRTX4090搭載ゲーミングPCから。
パソコン工房(AMD)
iiyama PC LEVEL-R7B6-LCR78D-XLX [RGB Build]
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB (GDDR6X) |
メモリ | 32GB (DDR5-4800、16GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
電源 | 1000W PLATINUM認証 |
国内外から評価される「iiyama」ブランドを持つパソコン工房は、他社と比べて価格が安く、極めてコスパのいいゲーミングPCを提供しています。
ゲーミング最強CPUの一角「Ryzen 7 7800X3D」を搭載し、同時にゲーミング最強GPU「RTX4090」を搭載する、まさに「ゲーミング最強」のゲーミングPCです。
メモリは32GB、ストレージはNVMeのSSD1TBが標準搭載です。
さらに240mmの簡易水冷CPUクーラーが標準です。実は、Ryzen7800X3Dは発熱量が少ないので240mmでも十分です。
パソコン工房(インテル)
iiyama LEVEL-R779-LC137KF-XL2X [Windows 11 Home]
CPU | Intel Core i7-13700KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4090 / 24GB (GDDR6X) |
メモリ | 16GB (DDR5-4800、8GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
電源 | 1000W PLATINUM認証 |
国内外から評価される「iiyama」ブランドを持つパソコン工房は、他社と比べて価格が安く、極めてコスパのいいゲーミングPCを提供しています。
こちらはインテルCPU搭載モデルです。ゲーム以外にもゲーミングPCをよく使うなら、インテルCPUを選んでもいいでしょう。
DDR5メモリを搭載しています。ただし、何故か16GBなのでここだけ増量を推奨します。
また、360mmの簡易水冷CPUクーラーが標準なのは嬉しいところです。
それ以外は標準的スペックですが、メモリを増量しても価格は50万円を切っており、他メーカーと比べて非常に安いです。
同じ構成で、見た目がかっこよくなったモデルもあります。
【RTX4070ti】マルセル北村おすすめ構成に沿ったおすすめゲーミングPC
私のオススメ構成に概ね沿っているBTOゲーミングPCを紹介いたします。
次はRTX4070ti搭載ゲーミングPCです。
マウスコンピューター(インテル)
CPU | Intel Core i7-14700KF |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4070Ti |
メモリ | 32GB (DDR5-4800 16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe接続) |
電源 | 750W BRONZE認証 |
国内生産が大きなウリのマウスコンピュータのゲーミングPCです。大手メーカーのため支払い方法が豊富、かつユーザーサポートに期待できるのがポイントです。
特筆すべきはスペックの高さです。CPUは文句なし、メモリも現行のDDR5、CPUクーラーは標準で360mmの簡易水冷になっています。
ケースも個性的でかっこいいです。
さらに、なんと3年間の無償保証と電話サポートがついています。他メーカーだと1年間が通常であり、ゲーミングPCとしては異例です。
余裕を持ったスペックのため、最も初心者向けと言えるかもしれません。
パソコン工房(インテル)
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X |
メモリ | 32GB (DDR5-4800、16GB×2) |
ストレージ | 2TB SSD (M.2/NVMe接続) |
電源 | 700W BRONZE認証 |
国内外から評価される「iiyama」ブランドを持つパソコン工房は、他社と比べて価格が安く、極めてコスパのいいゲーミングPCを提供しています。
CPUが13700Fですが、インテルの13世代と14世代はゲーミング性能は大差ないので問題ありません。
このモデルは2TBのSSDを搭載、メモリ32GBでこの価格です。いいゲーミングPCと言えるでしょう。
ツクモ(AMD)
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X |
メモリ | 32GB (DDR5-4800、16GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2/NVMe接続) |
電源 | 850W GOLD認証 |
パソコンショップの老舗、ツクモが販売するゲーミングPCです。
ゲーミングに限れば最強説があるRyzen7800X3Dと、ほとんどのゲーマーのニーズを満たすRTX4070tiを搭載した理想的組み合わせのゲーミングPCです。
「G-GEAR Aim」に採用されている PCケースは、ツクモの独自PCケースの中ではかなりデザイン性が高く一線を画していると思います。
同じ構成で、ガラスパネルとRGBライティングのPCケースもあります。
パソコンショップセブン(AMD)
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X |
メモリ | 32GB (DDR5-4800、16GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2/NVMe接続) |
電源 | 850W GOLD認証 |
パソコンショップセブンは、カスタマイズできるパーツが非常に多いBTOパソコンショップです。特に、PCケースが選択できるのは非常に珍しいと思います。
今回紹介しているゲーミングPCはデフォルトでもバランスの取れた構成になっているため、よくわからなければPCケースだけ好みのものを選択すれば良いと思います。
標準CPUクーラーは評判のいい「DEEPCOOL AK400」(空冷)。Ryzen3Dシリーズは発熱量が低いのでスペックの高い空冷でも問題ない……ですが、不安なら240mm以上の簡易水冷にカスタマイズしましょう。種類もたくさんあるので、見栄えにもこだわれます。
ゲーミングに限れば最強説があるRyzen7800X3Dと、ほとんどのゲーマーのニーズを満たすRTX4070tiを搭載した理想的組み合わせのゲーミングPCです。
冒頭の画像はデフォルトのPCケースですが、カスタマイズで色々なものを選べます。もちろん追加料金はかかりますが……
終わりに
私、マルセル北村のおすすめゲーミングPCの構成と、BTOゲーミングPCをお伝えしました。
冒頭でもお伝えしましたが、今回紹介した構成(13700K、4070tiの組み合わせ)で白いゲーミングPCを組んでいます。
適当におすすめしているわけではないので、そこはご安心ください。