「ゲーミングPCが欲しい!」と思ったときの選択肢のひとつに、いわゆる「自作PC」があります。
私の周囲の話を聞くと、「自作PC」という言葉がひとり歩きして、実際の自作PC事情からかけ離れた印象を持っている人が多いです。
自作PCって難しそう。安い代わりに全部自作しなきゃいけないんでしょ?しかもすぐ壊しちゃいそう……
自作したことがない方は、こんな印象を持っているのではないでしょうか。
自作PC歴10年以上、本格水冷PCも自作している私が、本当の自作PC事情を解説していきます。参考にしていただければと思います。
ゲーミング自作PCに対する誤解
- 全部1から自分でやらなきゃいけなくて難しそう
- 手順を間違えるとすぐ壊しちゃいそう
- 値段が安そう
これらは全部誤解です。
本当のゲーミング自作PC
- 自作PCを「組み立てるのは」簡単!
- わりと雑にやっても壊れない!
- 値段はあんまり安くならない!
順番に解説していきたいと思います。
自作PCを「組み立てるのは」簡単!
パソコンが欲しいと言っている人に「自作PCどうすか」と水を向けてみると、大抵「難しそうだから」、「よくわからないから」といって門前払いされてしまいます。しかし、声を大にして言います。
自作PCを組み立てるのは難しくない!
本当です。手先が不器用すぎてプラモデルも組めない私が言うのだから間違いない。
自作PCとはいいますが、実際には数種類のパーツを買ってきて、決まったように組んでいくだけです。言ってみれば、パーツ数が極めて少ない塗装済みのプラモデルのようなもの。組み方さえわかっていれば、特に難しいことではありません。
自作PCの本当に難しい点は、もしパソコンが組み上がった後に起動しなかった場合、自分でその原因を究明しなければならないという点です。
とはいえ、新品のパーツで組んでいる場合、エラーの原因になりやすいパーツを点検すれば大抵の場合は解決します。過度に心配する必要はありません。
メモリの差し込みミスが多いと思います。私も何度もやりました……
わりと雑にやっても壊れない!
「いやいや、パーツをちょっとでも乱暴に扱ったり、ちょっとでも組み方を間違えたりしたら壊れちゃうんでしょ?そんなの無理だよ」という人もよくみます。が、
それは原始人の意見だよ!
大昔はいざしらず、今のPCパーツは多少乱暴に扱っても壊れません。もちろん、丁寧に扱うに越したことはないですが、致命的な部分さえ避けていれば過度に神経質になりすぎる必要はありません。
自作PC歴の長い人ほど、神経質な傾向にあります(昔は本当にすぐ壊れたため)。「自作PCって難しそうだからベテランの人に聞いてみよう!」と聞いたが最後、過剰に神経質な答えが返ってきて、やる気が失せてしまうかもしれません。
私はめちゃくちゃ雑な人間です。毎回なんとなくでパソコンを組んでいますが、再起不能なミスをしたことはありません。
値段はあんまり安くならない!
パソコンを自作するメリットは、「価格が安いこと」だと思っている人がいます。しかし、
それは原始人の意見だよ!
大昔はいざしらず、現在はゲーミングPCを自作するのもBTOで購入するのも、スペックが同じであればほとんど値段が変わらないケースが多いです。
しかも、自作をしているとBTO品では気にしていなかった部分に目が行きがちです。
例えばケースやメモリ、電源、マザーボードの細かいスペックやメーカーが気になり始めたり、見た目が気になったりします。その結果こだわりのパーツを選ぶことになり、BTOより高くなることはざらです。
これが自作PC沼です!
なお、どうしても安いゲーミングPCが欲しい場合、中古パーツを使って自作するのも選択肢の一つです。その場合は当然BTOより安くなります。
ただし、セキュリティ上の観点から中古PC(not中古パーツ)は絶対におすすめしません。
まとめ
自作PCを検討しているけど二の足を踏んでいる方への後押しになればと思い記事を作成しました。
自作PCはロマンです。やりたいと思った方は、是非挑戦していただければと思います。別にそんな高尚なものでも難しいものでもありません。
ただ、PCはただのゲーミングの道具であり、見た目とかにあまりこだわりがないよという方はBTOパソコンを購入することをおすすめします。その方がコスパが良いです。