マルセル北村です。
今回は、BTOパソコンショップ「ツクモ」の解説と、おすすめゲーミングPCを紹介します。
結論から言うと、ツクモはセール商品と即納モデルが特にお得なコスパに優れたBTOパソコンショップです。
ツクモとはどんなパソコンショップか?
ツクモは、「株式会社ヤマダデンキ」が運営するパソコンショップです。
公式サイトによると日本で最も歴史の古い自作パソコンのパーツショップで、なんと50年以上の運営実績があります。
秋葉原をはじめ日本全国に実店舗を構えており、BTOパソコンはもちろん、自作ユーザー向けのPCパーツやゲーミングデバイスも販売しています。
「ツクモといえばPCパーツショップ」という認識の方も多いかもしれません。
ツクモのBTOゲーミングPCの強み
私が思う、ツクモのBTOゲーミングPCの強みは以下のとおりです。
セール時に最安値級のゲーミングPCが販売されることがある
ツクモのセールは割と常時行われていますが、たまに本当にお得なゲーミングPCが販売されることがあります。
私がそういうゲーミングPCを見つけた場合、当サイトの記事の目次上とページの最後に「号外」として掲載することにしています。
通常時でも、即納モデルに非常にコスパのいいものがある
ツクモが普段販売している全てのゲーミングPCが激安とは言いませんが、探すと明らかに「これは安い」と思えるようなゲーミングPCがあったりします。
BTOパソコンだけでなく、即納モデルのゲーミングPC(カスタマイズ不可だがすぐに発送可能)にもコスパのいいものが多いです。
後ほど紹介します。
運営企業が上場企業で信頼性が高い
ツクモの運営企業である「株式会社ヤマダデンキ」は、言うまでもなく家電量販店「ヤマダデンキ」の運営企業でもあり、東証プライム上場企業「ヤマダホールディングス」のグループ会社です。
株主への責任もあるので、少なくとも急に倒産したり、サポートを突然打ち切ったりといった社会的信頼を損なう行為を行う可能性は低いでしょう。
ツクモのBTOゲーミングPCの弱み
私が思う、ツクモのBTOゲーミングPCの弱みは以下のとおりです。
PCケースの見た目が今風ではないものが多い
ツクモのPCケースはツクモオリジナルのPCケースですが、昔ながらの中が見えない黒いケースが多いです。
「G-GEAR Aim」のPCケースはガラスパネルが選べます。
ただ、ゲーミングPCの「ギラギラ光っているのが苦手」という人も少なからずいると思うので、そういう方にはツクモのPCケースはむしろメリットになるでしょう。
簡易水冷CPUクーラーを選べないPCが多い
ツクモのゲーミングPCはカスタマイズしても簡易水冷CPUクーラーが選択できないゲーミングPCが多いです。
ツクモのミドルタワーのゲーミングPC(無印のG-Gear)だと簡易水冷が選択できないようです。
「G-GEAR Neo」や「G-GEAR Aim」だと簡易水冷CPUクーラーのオプションがあります。
ツクモのおすすめゲーミングPCについて
ツクモはセールが特に強いですが、常時販売されているものにもコスパに優れたモデルがあります。
ツクモはハイエンドよりも、ローエンドやミドルスペックのモデルに強い印象です。
ツクモで常に販売しているゲーミングPCのうち、特におすすめなものを厳選して紹介します。
選択基準は当サイトのゲーミングPCの選び方の記事に準じています。
ツクモのRTX3060搭載ゲーミングPC
CPU | intel Core i5 13400F |
GPU | GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB (8GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
電源 | 750W GOLD認証 |
PCパーツショップ老舗であるツクモのゲーミングPCです。
RTX3060かつ13400F、SSDが1TBでこの価格なのでめちゃくちゃ安いです。価格を重視しているであろうRTX3060ユーザーには最適です。
正直、RTX3060搭載機が欲しいなら、コスパ的にはこのゲーミングPCを買っておけば良いと思います。
即納モデルなのでカスタマイズはできませんが、カスタマイズなしでも完成されたスペックを持っています。
ツクモのRTX3060ti搭載ゲーミングPC
CPU | intel Core i5-13600KF |
GPU | GeForce RTX 3060ti |
メモリ | 16GB (8GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
電源 | 750W GOLD認証 |
PCパーツショップ老舗であるツクモのゲーミングPCです。
非常に珍しい「13600KF」搭載ゲーミングPCです。
13600KFは、シングル性能が重視されるゲーミングにおいては13700Kとほぼ変わらない性能を持つCPUなので、コスパが高いです。
CPUボトルネックを気にしなくてよくなるため、低解像度高フレームレート環境を構築したいFPSゲーマーにおすすめです。
ツクモのRTX4070ti搭載ゲーミングPC
CPU | intel core-i7 13700KF |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X |
メモリ | 32GB (DDR4-3200、16GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2/NVMe接続) |
電源 | 850W GOLD認証 |
パソコンショップの老舗、ツクモが販売するゲーミングPCです。
RTX4070ti搭載ゲーミングPCに適したCPUである13700KF、そしてストレージ1TBとメモリ32GBを標準搭載しています。
また、珍しく光学ドライブが搭載されているのも特徴と言えるでしょう。
ただし空冷CPUクーラーなので、可能なら購入後にCPUの電圧制御を検討してもいいと思います。
ツクモのRTX4070tiとRyzen7800X3D搭載ゲーミングPC
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X |
メモリ | 32GB (DDR5-4800、16GB×2) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2/NVMe接続) |
電源 | 850W GOLD認証 |
パソコンショップの老舗、ツクモが販売するゲーミングPCです。
ゲーミングに限れば最強説があるRyzen7800X3Dと、ほとんどのゲーマーのニーズを満たすRTX4070tiを搭載した理想的組み合わせのゲーミングPCです。
「G-GEAR Aim」に採用されている PCケースは、ツクモの独自PCケースの中ではかなりデザイン性が高く一線を画していると思います。
同じ構成で、ガラスパネルとRGBライティングのPCケースもあります。
まとめ〜ツクモはコスパ最強クラスのパソコンショップ
ツクモはパソコンショップの中でも老舗中の老舗で、ヤマダデンキに吸収されたことで社会的信頼性はさらに高まりました。
ツクモのゲーミングPCはコスパに優れたものが多く、パソコン工房と「コスパ最高」の座を争っている印象です。
コスパに優れたゲーミングPCを求めている方は、まずツクモとパソコン工房をみてみるといいでしょう。
パソコン工房の解説は以下の記事をご覧ください。
ツクモにはBTOゲーミングPCだけでなく、PCパーツやゲーミングデバイスも売っています。
自作PCを組みたい方はもちろん、手持ちのゲーミングPCをカスタマイズしたい方やゲーミングデバイスを新調したい方も利用してはいかがでしょうか。
他のBTOパソコンショップも気になる方は、BTOパソコンショップ全般について解説した以下の記事をご覧ください。