マルセル北村です。
今回は、昨今流行している、ゲーミングPC向けの「ピラーレスPCケース」を私が知っている限り紹介したいと思います。
冒頭でピラーレスのPCケースの簡単な説明も行いますが、簡単に言うと以下の画像のようなケースのことです。
ピラーレスのPCケースとは?
ピラー(pillar)とは英語で「柱」のことです。つまり、ピラーレスのPCケースとはPCケースの「柱」を一部分失くしたPCケースのことです。
つまりどういうこと……?
と思った方、とりあえず下の画像を見てみてください。
これが一般的な前面・側面ガラスのピラーレスではないPCケースです。
では次に以下の画像を見てください。
これは私が自作した、ピラーレスのPCケース「H9 Elite」を使用したゲーミングPCです。
見ればわかるように、通常のPCケースの場合、前面と側面のガラスの間にも柱がありますが、ピラーレスのPCケースの場合それがありません。
つまり、ピラーレスのPCケースの場合ゲーミングPCの中身が見やすくなり、非常に見栄えがよくなります。
ピラーレスのPCケースの紹介
それでは、ここからは私の知っているピラーレスのPCケースを紹介していきます。
今回紹介するのは、以下のPCケースです。
なお、BTOパソコンショップ「パソコン工房」では、ピラーレスのPCケースを使用したBTOパソコンを販売していることを紹介しておきます。
NZXT H9 Elite(Flow)
ピラーレスPCケースの代表的存在がNZXTの「H9」シリーズです。
私の知る限り高い人気を誇っており、SNSなどでもこのPCケースを使用したPCを見ることは多いと思います。
「H9」には「Elite」と「Flow」の二種類のラインナップが、そしてそれぞれに白と黒のカラーバリエーションがあります。
EliteとFlowの違いは天板がガラスかどうかです。つまりEliteは三面がガラス、Flowは二面がガラスになります。
私もH9 Eliteを使って白いゲーミングPCを自作しました。
また、H9 Eliteを扱っているBTOパソコンショップについては以下の記事をごらんください。
Antec Constellation C3 ARGB
アメリカのPCパーツメーカーの老舗「Antec」が送り出す、ピラーレスPCケース「Constellation」シリーズからC3の紹介です。
「Constellation C3 ARGB」はミドルタワーのピラーレスPCケースで、ARGBファンが4つ付属しています。にも関わらず、比較的安価に提供されています。
白と黒の二色展開です。
LIAN LI O11D EVO XL
高品質なPCケース製造メーカーの代名詞的存在と言えるのが台湾の「LIAN LI」です。
信頼できる先進的なPCケースを多数販売しており、その中にはピラーレスのPCケースもあります。
こちらも白と黒の二色展開です。
NZXT H6 Flow (RGB)
H9と同じNZXTが販売しているピラーレスPCケース「H6 Flow」です。H9と異なり天板がガラスになっている「Elite」はありません。
H9との大きな違いはPCケースの形とサイズです。全体的にH6のほうがコンパクトになっています。
また、価格の安いNON-RGB版もあります(付属のケースファンが光らないバージョン)。
H9 Flowと比べると価格も若干安いですが、ほとんど変わらないと言っていいでしょうね。
またもや白と黒の二色展開です。
XPG INVADER X (ARGB)
台湾企業「ADATA」が設立したブランドである「XPG」が販売しているピラーレスPCケースです。
ブラックとホワイトの二色展開がされています。
また、価格の安いNON-RGB版もあります(ケースファンが付属しないバージョン)。
HYTE Y60・Y40
アメリカに拠点を構える「iBUYPOWER Computer」の姉妹ブランドが「HYTE」です。
「Y60」は、3面がパノラマガラスになっている一風変わったPCケースです。
Y60は「Vtuber」のコラボモデルが販売されているのも特徴です。
一方、「Y40」はスタンダードなピラーレスPCケースになっています。
ZALMAN P30
韓国の古豪PCパーツメーカー「ZALMAN」も、ピラーレスPCケースを販売しています。
高さの低いミニタワータイプのPCケースで、ARGBファンが3つ付属しています。
ホワイトとブラックの2色展開がされています。
CPS C3T500
PCパーツのブランド「CPS」が販売するPCケースです。
少し小さなPCケースで、その代わり価格も安めですが、ARGBファンが6つ付属しています。
ホワイトとブラックの2種類が販売されています。