1番最初にゲーミングキーボードを選ぶ時って、どれを選んでいいかわからなくなりませんか?
困ってGoogleで検索してみると、「おすすめゲーミングキーボード25選!」みたいな結局どれを選べばいいのかわからない記事や、細かいスペックの比較をしていて役立ちそうなんだけど、初心者にはよくわからない記事がでてきて悩んでいませんか?
もうよくわからないから、とりあえず「ゲーミングキーボード」って書いてある安いものを買えばいいかな……
それはいけません!
ものすごく高額なゲーミングキーボードを購入する必要は全くありませんが、初心者の方ほど一定程度の値段のゲーミングキーボードを購入すべきです。
今回、
・「とりあえずゲーミングキーボードがほしいけど、何を買えばいいのかわからない」
・「PCゲームを始めたいけど、今後ずっとやっていくかはまだわからないからコスパのいいゲーミングキーボードを買いたい」
・「最初に自分が買ったゲーミングキーボードが合ってないから買い替えたい」
そういった初心者の方が、安物の「なんちゃってゲーミングキーボード」を買って後悔することがないように、ゲーミングキーボードの選び方に関する基礎知識的な記事を書きました。
この記事を読めば、「買っていいゲーミングキーボードのライン」がわかっていただけると思います。
私自身、最初にゲーミングキーボードを購入する際は色々と悩んだ記憶があり、その時に「こういう記事があったらよかったな」と思った記事を書きました。
数を絞ったおすすめゲーミングキーボードの実例も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ゲーミングキーボードを選ぶときに比較するポイント
ゲーミングキーボードを購入する際に比較する必要があるポイントは、主に3つあります。
- ゲーミングキーボードのサイズ
- 有線か無線か
- 軸(メカニカルであれば)
ゲーミングキーボードのサイズ
ゲーミングキーボードには大きく分けて3つの大きさがあります。
- フルキーボード
- テンキーレス(TKL)
- ミニキーボード(60%キーボード)
どれもメリット・デメリットがあるのですが、この中から一つ選んでゲーミングキーボードを購入しなければなりません。
別の記事で詳しく書いているのですが、結論としては「基本はフルキーボード。テンキーを使用する頻度でフルキーボードかテンキーレスを選ぶ。ミニキーボードはマニア向け」です。
有線か無線か
ゲーミングキーボードには有線接続のみのものと、無線接続可能なものがあります。
無線接続可能なものについては、Bluetoothではなく各ゲーミングデバイスメーカーが独自開発している高速無線規格(ロジクールのLIGHTSPEEDやRazerのHyperSpeedなど)のことを指しています。
ゲーミング環境では、Bluetooth接続は遅延が大きすぎて使い物になりません。
別の記事で詳しく書いているのですが、結論としては「無線にするメリットは薄く、コスパを求めるなら有線で問題ない」ということになります。
軸(メカニカルであれば)
ゲーミングキーボードのうち、主流のメカニカルキーボードの場合「軸」を選ぶ必要があります。
軸は打鍵感(キーボードを打った感じ)とアクチュエーションポイント(キーを押した際の認識の早さに関係)に影響を与えます。
軸は様々な種類がありますが、明らかな違いが体感できる上、個人によって好みが全然違うのでゲーミングキーボードを購入する際は必ず実際に試してみることをおすすめします。
軸に関しては完全に好みで決めるものです。詳しい説明は別の記事で解説しています。
初心者の方に向けたゲーミングキーボードの選び方の基準は?
これまでの比較すべきポイントを見ていただいて、自分で決めていただくのが一番です。
とはいえ、「こういう基準で選べば失敗しないと思う!」という私なりの基準はあります。
というわけで、私が初心者の方に伝えたいゲーミングキーボードの選び方のポイントは以下の一点です。
有名ゲーミングデバイスメーカーの1万円前後の有線メカニカルゲーミングキーボードを選ぶ
はい、これだけです。それ以外の部分は自由に決めて大丈夫です。理由は次のとおりです。
- 質が担保されている
- これ以上の額を出してもゲーミングキーボードとしての性能に大差はない
質が担保されている
いまやゲーミングキーボードは色々なメーカーが色々な製品を出しています。その中には値段は安くてもゲーミングキーボードの体を成していないもの(地雷)もあります。
当然、ちゃんと商品説明を見れば良し悪しはある程度判断できるのですが、初心者の方にそれを求めるのは間違っていると思います。
なので地雷を避けるためにも、間違いなく安心な、有名ゲーミングデバイスメーカーの1万円前後のエントリー価格帯(安め)のモデルを購入することを勧めます。
冒頭で記載した、「初心者の方ほど一定程度の値段のゲーミングキーボードを購入すべき」というのはこれが理由です。
「安物買いの銭失い」はやめましょう。
これ以上の額を出してもゲーミングキーボードとしての性能に大差はない
世の中には色々な価格帯のゲーミングキーボードが発売されています。
はっきりいいます。「有名ゲーミングデバイスメーカーのゲーミングキーボード」でさえあれば、1万円程度のものも高価なものも性能面で大差はありません。
10年以上、一万円程度のゲーミングキーボードと二万円を超えるゲーミングキーボードを使っていた経験から申し上げています。
各社色々と工夫を凝らして付加価値をつけて販売していますが、性能面での付加価値は実ゲーミングで体感することはほとんどありません。あったとすればプラシーボ効果です。
なので、初心者の方は安心して有名メーカーのエントリーモデル(1万円程度のモデル)を購入しましょう。
プロゲーマーレベルの方は体感することもあるのかもしれませんが……
で、具体的にどのゲーミングキーボードがおすすめなの?
以上のポイントを踏まえて、具体的におすすめできるゲーミングキーボードをお伝えします。
現在であれば、LogicoolのG512か、RazerのBlackWidow V3 Tenkeylessをおすすめします。どちらも値段とスペックが両立したいい商品だと思います(実際売れているようです)。
軸も選択できますので、ゲーミングキーボードの軸について書いた記事を参考にしてもらって、好きなものを選べばいいと思います。
G512がフルキーボード、BlackWidowがテンキーレスとなっています。そこは好みで大丈夫ですが、テンキーレスのほうが最近は人気かもしれません。
よくありそうな質問
Q:なんで有線なの?
ゲーミングキーボードの場合はワイヤレス化の恩恵があまりないのに高額だからです。
ゲーミングマウスの場合、動かす機会が多くコードがものすごく邪魔になるため絶対に無線をおすすめするのですが、ゲーミングキーボードは一度設置したら動かすことがないため無線化のメリットが小さいです。
それでいて実用的な高速無線ゲーミングキーボードを選ぶと値段が1万円以上高くなってくるので、初心者の方には有線をおすすめします。
Q:軸はどれを選べばいいの?
好みで大丈夫です。
アクチュエーションポイント(入力認識位置)が異なる軸もありますが、実ゲーミング環境で大きな影響があるとは思えません。
差が出てもせいぜいコンマ以下の秒数。「アクチュエーションポイントの差で負けたー」なんてことはちょっと考えづらいです。
なので好みで選んで大丈夫です。ちなみに私は青軸系(緑軸、クリッキー等)派です。
Q:どうしてロジクールとRazerなの?お金もらってる?
ゲーミングデバイスの国内シェアNo.1、2だからです。お金もらってません。
Steelseriesとか、他にもゲーミングデバイスメーカーがたくさんあるのはもちろん知っています。しかし、初心者向けの記事で選択肢をたくさん提示するのは間違っていると思いました。
なので、もっとも実績のある2メーカーに絞りました。ほんとは1メーカーでもいいかなと思っているくらいです。
Q:そんなこというけどあなたは高いゲーミングキーボード使ってるよね?
趣味と自己満足です。
確かに私はある程度高いゲーミングキーボードを使っていますが、実ゲーミングにおいて1万円程度のゲーミングキーボードと性能差を感じたことはありません。所有欲は満たされますけどね。
性能差を感じないというのは、「あー、あのキーボードだったら勝てたのになー」と感じたことはないということです。
なので、今後ずっとゲームをやっていくかわからない初心者の方には、自信をもって安価なエントリーモデルをおすすめしています。
しかし、今回の記事はあくまでもどれを買っていいかわからない方向け。初心者であったとしても「俺は絶対にこのゲーミングキーボードが欲しいんだ!」というものがあれば、それを買えばいいと思います。
私個人としては、「ゲーミングデバイスはプレイヤーのモチベーションを上げるための道具なのだから、いくら出したとしても欲しい物を買った方がいい」という考えです。
プラシーボ効果も立派な効用です。愛にすべてを。
おわりに
初心者の方に向けたゲーミングキーボードの選び方についてお伝えしました。
実際のところ、ゲーミングデバイスは自分のゲーミングモチベーションを上げるための道具だと思っています。
今回は初心者向けということで具体的な製品の例示までしましたが、本当は難しく考えず、欲しいゲーミングデバイスを買えばいいと思っています。
そして、どのゲーミングデバイスが欲しいのか検討する際に参考になるのが当サイトのようなレビューサイトだと思っています。
今後も正直なレビューを行っていきますので、是非当サイトを参考にして自分が購入するゲーミングデバイスを決定していただければと思います。
あなたのゲーミングライフに一つでも役立てば幸いです。