マルセル北村です。
ずっと組んでみたかった白いゲーミングPCが完成しました。
キーワードは「H9 Elite」、「Kraken Elite」、「YESTON」です。
今後、白いゲーミングPCを組もうとしている方の参考になればと思い記事を公開します。
あと、ゲーミングPCなどを紹介している当サイトでこれまで私のPCを公開したことがなかったため、「お前本当にゲーミングPC持ってんのか」と思われても嫌だったという理由もあります。
この記事を見ていただいて、当サイトの記載はちゃんと経験に基づいたものだと信じていただければ幸いです。
まずは完成画像
まずは、完成した白いゲーミングPCをご覧ください。
まあ、綺麗にできたんじゃないかなと思います。
白いゲーミングPCの構成パーツ一覧
今回、私が白いゲーミングPCを自作するのに使用したパーツです(ADATAのSSDだけ箱欠品のため画像なし)。
なお、今回購入したものだけでなく所持していたパーツの流用もあります。
持っているパーツが流用できるのは自作のメリットですね。
それでもBTOで買った方が圧倒的に安いですが……
種類 | パーツ | 価格 |
CPU | intel core-i7 13700k | 約6万円 |
グラフィックボード | YESTON RTX4070ti | 約14万円 |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z690-A GAMING WIFI D4 | 約3万円(中古) |
メモリ | Corsair DOMINATOR PLATINUM RGB WHITE DDR4 8GB×4 | 流用 |
CPUクーラー | NZXT KRAKEN ELITE RGB 360 white | 約5万円 |
ケースファン | NZXT F Series RGB Fan 120mm | 約1万2千円 |
ストレージ1 | ADATA XPG SX8200 Pro 2TB | 流用 |
ストレージ2 | HIKSEMI FUTURE 2TB | 約1万4千円 |
ストレージ3 | キオクシア EXCERIA PLUS G2 1TB | 約9千円 |
電源 | SUPER FLOWER LEADEX PLATINUM 1000W | 流用 |
PCケース | NZXT H9 Elite | 約3万2千円 |
CPUグリス | シミオシ OC Master SMZ-01R | 流用 |
その他 | RGB電源延長ケーブル、USB2.0増設ハブ | 約1万円 |
これだけパーツの流用をしても約35万円かかっています。こだわった自作は金がかかるというのがよくわかります。
逆に自作で安く組もうとするくらいならBTOで全然いいと思います。
各パーツ選定の理由など
各パーツの選定理由を簡単に紹介します。
CPU
今回組んだのは1人でゲームのみをするためのメインPCではなく、マルチなゲームや動画編集も行う予定のサブPCです。
そのため、ゲーミングに特化したRyzen3Dシリーズではなくintelにしました。
グラフィックボード
繰り返しになりますが、今回組んだのはマルチなゲームをプレイするためのサブPCです。
FPSなどをメインでプレイするので、使用するゲーミングモニターの解像度もWQHD。それならRTX4070tiが最適解という選択です。
……え、聞きたいのは性能の話ではない?
バックプレートのデザインに凝ったグラボにはずっと興味があったのですが、今回のYESTONの「SAKURA SUGAR」は一目見て「これだッ」と思いました。
イラストもそうですが、電源をつけて初めて現れるバックプレートの発光ギミックに惚れました。
サイバーパンク感がありませんか?
あとは単純に「あまり他人と被らなさそう」と言う俗な理由もあり、割高は承知でaliexpressで個人輸入したのでした。
今回のパーツで一番こだわったものかもしれません。
マザーボード
今回、白いゲーミングPCを組むと決めた時、既に持っていたコルセアの白いDDR4メモリを流用したいと思いました。
そのため、DDR4対応の白いマザーボードを探しました。Z790にそこまでメリットが見出せなかったので、中古で安く調達できたZ690にした次第です。
マザーボードを選ぶときは、M.2スロットの数と、BIOS FlashBack機能の有無を重視しています。
個人的にBIOS FlashBackは必須です。
メモリ
CORSAIRの「DOMINATOR」は個性的なライティングのメモリですが、私は映画「マトリックス」のアレみたいな感じがして好きです。
4枚挿しているのは、単純に見た目のためです。
CPUクーラー
メインPCは本格水冷なのですが、本格水冷のCPU水枕には大きな液晶がついたものは(多分)ないんですね。
なので、サブPCでは液晶つきの簡易水冷にしたいと思ってました。するとタイミングよく「KRAKEN Elite RGB」が国内販売を開始したので、飛びついた形です。
ケースファン
ケースファンは全てNZXTのものにしました。
最近発売された、両面にLEDがついたNZXTの「DUO」というファンもあったのですが、H9 Eliteには最初からDUOが三つ付属しています。
DUOを使いたい箇所は裏面も透けて見える上部の3箇所だけだったので、DUOではなく従来型のF120を購入しました。
「H9 Elite」は何故かリアファンがRGBファンではありません。そのため、全てのケースファンをRGBにするためには4つケースファンを買う必要があります。
ストレージ
どうせならいろいろ試してみようと、キオクシアの定番SSDと、一部で話題のハイクビジョンが販売している最先端格安SSDを購入しました。
国産と中国産でバランスは取れたと思います。
まあ、どうせ性能の違いなんか体感できないんですけどね。気分の問題です。
既存のADATAをシステムドライブ、ハイクビジョンをゲームフォルダにしようと思っています。キオクシアは……どうしましょう?
電源
隠れ優良電源メーカーSUPERFLOWERの電源です。
買ったのは結構前で、箱が白いから白い電源だと思ってたのですが中身は黒かったですね。
さすがに新しく買うのはもったいなかったので、そのまま使ってしまいました……
今回唯一の妥協ポイントです。
PCケース
「H9 Elite」はNZXTの3面ガラスケースですね。
正直、白いゲーミングPCを組むと決めて白いケースを探した結果、これ以外考えられませんでした。実物のほうが写真よりもめちゃくちゃ綺麗です。
ガラスの透明度が高く、本当に何もないように見えます。
このNZXT H9 Eliteを使ってオーダーできるBTOパソコンショップを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
CPUグリス
CPUグリスは色々使ったことがあるのですが、結局「OC Master SMZ-01R」が一番塗りやすかったです。
その他買ったもの
LIANLIの電源延長ケーブル「STRIMER PLUS V2」を購入しました。グラボにつなぐケーブルは目立つので、白くて光るものにしたかったのです。
また、NZXTのファンコントローラーやライトコントローラーの数が多すぎて、内部USB2.0ヘッダーが足りませんでした。
手元にあった増設ハブを試しましたが、NZXTのファンコントロールソフト「NZXT CAM」でファンを認識してくれなかったので、NZXT純正の増設ハブを購入して使用したところ認識しました。
組立時間など
足りなかったパーツ(内部USB2.0増設ハブ)をAmazonで買ったりしていたので実時間はかかりましたが、作業時間で言えば半日かかってないくらいでしょうか。
本格水冷でなければ、少なくとも1日あればパソコンは組めると思います。
完成した白いゲーミングPCの動画と感想
「H9 Elite」のガラスは透明度が非常に高く、魅せるゲーミングPCとして素晴らしいと思います。
あとは白い電源と、LIANLIのライトコントローラー(今はマザーボードに接続中)があればパーフェクトと言えるのですが……まあ今回はこれで完成とします。
ちなみに表の配線はこだわりましたが、裏側はぐちゃぐちゃです。でも裏側って隠すために存在してると思うんで、裏まできれいに配線するのって本末転倒な気がするんですよね。
この白いゲーミングPCは性能も申し分ないので、これから長く使っていけるんじゃないかなと思います。
なお、今回の白いゲーミングPCのパーツ構成は私がもっともおすすめする構成の1つです。以下の記事で詳しく解説しています。
終わりに
今回は、白いゲーミングPCを自作しました。
私が自作をするのは、単に「私の欲しいものが売ってないから」なんですね。
自作をする方って、自作すること自体が好きだったり、自作中のトラブルを含めて楽しめる方も多い印象ですが私は全然です。
今回作ったものとおんなじものが売ってたら間違いなくBTOショップで買います。
オーダーメイドでなければ多分その方が安いでしょうし……
なので、PCマニアではないゲーマーには基本的にBTOパソコンをおすすめしているわけです。
現代における自作PCのメリットって、見た目くらいしかないと思っています。
最近はBTOパソコンもおしゃれなものが増えてきているので、強いこだわりがなければ自作する必要はないと思います。自作はあくまで趣味です。
逆に、今回の白いゲーミングPCと同じものを売ったらどれくらい需要があるものなんでしょうか。少し気になる気もします。
今回の白いゲーミングPCに使用したNZXTの3面ガラスPCケース「H9 Elite」を使用したゲーミングPCがほしいという方は、以下の記事も御覧ください。