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【左手デバイス】MH-Deltaの使用レビュー。進化を続ける片手ゲーミングデバイス

左手デバイスMH-Deltaと箱の画像 ゲーミングデバイス

マルセル北村です。

左手デバイス、というものをご存知でしょうか?

現在、PCゲームのキャラの移動などは「WASD」操作がスタンダードになっています。

しかし、私のように家庭用ゲームに慣れ親しんでいた人間からすると、WASD操作よりもパッド操作でキャラの移動を行いたいと感じることがあります。

とはいえ、エイムはマウスの方が圧倒的に慣れており、またキーボードのキー数の多さはゲームパッドにはない魅力です。

キャラの移動だけパッドで、エイムはマウスで出来ないかな……しかもパッドのボタンもたくさん欲しい……

マルセル北村
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そんなあちらを立てればこちらが立たずな状況を解決するのが「左手デバイス」です。

左手デバイスはキーボードの代わりに使用するデバイスで、ゲーム向けとなるとあまり種類が多くないニッチなゲーミングデバイスです。

しかし、間違いなく一定の需要があるゲーミングデバイスであり、実際私も左手デバイスを購入したのでレビューします。

左手デバイスMH-Deltaと箱の画像

「MH-Device」が販売している左手デバイス、「MH-Delta」です。

なお、左手デバイスというのは俗称ですが、MH-Deltaには右手版(左利き向け)もあります。

後述しますが、正直最初は「MH-Delta」を使いづらいと思ったのです。しかし、製作者の方が精力的に製品のアップデートを続けており、私が使いづらいと思っていた点がいつの間にか改善していました。

その結果、「MH-Delta」はおすすめできる左手ゲーミングデバイスとなりました。

マルセル北村
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たまたまアップデートの情報を目にしなければ、ずっとしまい込んでいたかもしれません。とても危ないところでした。

なお、私の持っている「MH-Delta」はKickstarterでクラウドファンディングしていたときの返礼品なので、もしかしたら現行品とは違う部分があるかもしれません。

マルセル北村本格水冷PCを組むくらいパソコンも好きですが、本業は圧倒的にゲーマーです。ゲーミングPCはあくまでもゲームをするための道具だと思っています。

ヘビーゲーマーかつPC好きの私だからこそできる、ゲーマー目線の体感的で率直なレビュー・解説を心がけています。

プロフィール
この記事を書いた人
マルセル北村

ゲーマー歴20年以上、自作PC歴10年以上。生涯現役ヘビーゲーマー。主にPCマニアではないゲーマーに向けて、簡単でわかりやすい記事をお届けします。
好きなゲームはEFTやSkyrimなど。お仕事の依頼はサイトの問い合わせフォームからお願いします。

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MH-Deltaの概要

「MH-Delta」は、「MH-Device」から販売されている片手ゲーミングデバイスです。左手用、右手用、そしてそれぞれ黒と白のカラーリングで、合計「4種類」のMH-Deltaが販売されています。

マルセル北村
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MH-Deviceは、日本人の開発者の方が(おそらく)1人で運営しています。

MH-Deltaにはジョイスティックと41のボタンがついており、それぞれにキーを割り振ることができます。

ボタンのうち20個が普通のメカニカルキーボードのようなキーです。デフォルトでは赤軸互換の軸ですが、ホットスワップ対応のため自己責任で交換可能です。

左手デバイスMH-Deltaの画像

キーボード的なキーだけでなく、マウスホイールや押し心地の強いピンのようなボタンなど色々なボタンがついています。

左手デバイスMH-Deltaの画像
スティックの下の3つの黒いやつもキーです。

キーアサインやファームウェアのアップデートは、全てMH-Device公式サイトからダウンロードできる専用のソフトウェアから行います。

後述しますが、MH-Deviceには様々な機能が搭載されており、ゲーム用途だけでなく色々な目的で使えそうです。

他の左手ゲーミングデバイスと比較した際の優位性

左手ゲーミングデバイスとして有名な製品に、Razerの「Tartarus」シリーズやホリの「タクティカルアサルトコマンダー」シリーズがあります。

実のところ私は他の左手ゲーミングデバイスを使ったことがありません。検討した際は「ジョイスティックがついている」というのが至上命題だったため、実質的に十字キーの「Tartarus」は検討していなかったのです。

さらに、タクティカルアサルトコマンダーも売ってませんでした(その後現行のものが発売された)。

そのため深いことは言えませんが、「Tartarus」と比較すればジョイスティックがついていることは強みですし、タクティカルアサルトコマンダーと比較すればキー数が多いことと小型でスペースを取らないことは強みと言えるでしょう。

また、「左利きの方向けの左手ゲーミングデバイス」(ややこしいですね)は「MH-Delta」と「Azeron Cyborgのカスタマイズモデル」しか見たことがありません。

マルセル北村はどのように使っているのか?

MH-DeltaをFF14で使用している方が多いようですが、私は現在Omega Strikersというゲームで使用しています。

おそらくValorantやタルコフ、APEXをプレイするときにも使っていくでしょう。

冒頭で述べた、「移動はパッドで、エイムはマウスで」をやりたい人には間違いなくおすすめできるゲーミングデバイスです。

ただし、左手デバイス全般に言えることだと思うのですが慣れは必要です。

一点、「MH-Delta」がDirect-Inputにしか対応していないためだと思うのですが、APEXなどではPADモードにしてもスティックのアナログ入力が出来ません。ちょっと残念です(私が何か間違ってるのかもしれませんが……)。

マルセル北村
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FPSだけでなく、Rimworldなどでも設定を詰めて使えないかいろいろ試しています。とても便利で使いやすい左手デバイスだと感じています。

MH-Deltaは最初は使いづらかった

MH-Deltaは、私が知った当時は市販されておらず、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」でクラウドファンディングを行っていました。

私自身、クラウドファンディングへの参加が初めてだったので、緊張しながらプレッジ(支援)しました。そして、リターンとして「MH-delta」が届いたのですが……

マルセル北村
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正直に言うと、MH-Deltaを受け取った当初は「失敗した」と感じていました。

理由はジョイスティックの認識方向です。

MH-Deltaはスティックが斜めについているので、自分の思っている上方向と認識される上方向が全然違ったんですね。私にとってこれは致命的でした。

マルセル北村
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これに慣れるのも時間がかかりそうだし、慣れたら普通のゲームパッド使う時に変な癖つきそうだし……ということで、そっと引き出しの奥にしまい込んでしまいました。

MH-Deltaの進化が止まらない

しかし、たまたまAmazonでMH-Deltaのレビューを見て驚きました。なんと、アップデートによって私が困っていたスティックの上方向認識が変更できるようになったというのです。

そこで改めてMH-Deltaについて調べてみると、ファームウェアのアップデートが繰り返されており、私が入手した当初に比べて主に以下のような機能が追加されていました。

アップデートで追加された主な機能
  • アナログスティックの感度調整
  • Direct-Inputに対応したPadモード
  • マクロ機能
  • スティックのセンターキャリブレーション機能
マルセル北村
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他にもたくさんの機能追加、修正がありました。気になる方は公式サイトの更新履歴を参照してください。

製作者の方のTwitterを見ると、精力的なアップデート(ハードウェア含む)を検討されているようなので、これからもどんどん便利になっていくかもしれません。

MH-Deltaの良かった点

MH-Deltaの良かった点は以下のとおりです。

  • コンシューマーのコントローラーと変わらないアナログスティックの操作感
  • 手に馴染む形状
  • 数が多いだけでなく押しやすいキー群かつホットスワップ対応
  • 新機能の実装などが精力的に行われている

MH-Deltaの残念な点

MH-Deltaの残念な点は以下のとおりです。

  • 実装されている機能が確認しづらい
  • 専用ソフトウェアの言語が英語のみ
  • Xinputには非対応

まとめ

MH-Deltaのレビューを行いました。

間違いなく、左手ゲーミングデバイスを購入する際の選択肢の1つには入るおすすめデバイスです。

Amazonで購入できますが、大量生産は行っていないようで在庫があるときとないときがあるようです。

ただ、今のところ定期的に入荷しているようなので、品切れしていたら少し待つと良いかもしれません。