「とにかく面白いゲームがやりたい!」
「手頃な値段で面白いゲームがやりたい!」
そんな皆さま、インディーズゲームをご存知でしょうか?
インディーズゲームもだいぶ浸透してきた感がありますね。
昔はインディーズゲームの主戦場はPCだった気がするのですが、最近はSwitchやPS5などでプレイできるインディーズゲームもたくさんあります。
今回は、私マルセル北村が実際にプレイしてクリアした結果、おすすめできる2Dアクションインディーズゲームを5つに厳選して紹介したいと思います。
なお、今回はいわゆるメトロイドヴァニアは除外しているので、ご了承下さい。
なお、家庭用ゲームのダウンロード版を購入する方は、ほとんどの場合ニンテンドーストアなどの公式ショップで買うよりAmazonなどでダウンロードコードを購入したほうが安くなります。
ダウンロード版が販売されていないゲームの場合、ニンテンドープリペイド番号を購入することで多少割引が効きます。
おすすめ2Dアクションインディーズゲーム5選
私マルセル北村が今回紹介するインディーズゲームは以下の5作品です。
Katana ZERO
Katana ONEはいつ出るんだ!
すいません、感情が入ってしまいました。
最初に紹介するのは、「askiisoft」が開発した退廃的な2Dアクションゲーム「Katana ZERO」です。
主人公は「ドラゴン」という記憶喪失の殺し屋で、セラピストによるカウンセリングを受けながら刀1つで殺しを遂行していきます。
シナリオの進行と共に、プレイヤーは把握できていなかったドラゴンを取り巻く状況が明らかになっていきます。
極めてハイレベルなドット絵で描かれるサイバーパンクな世界と、退廃的なシナリオ、それに合った最高のBGMは、それだけでも1つの大きな価値を持つゲームになっています。
そんな極めて魅力的な世界観を持っている上、ゲーム自体も文句なく面白いため、Katana ZEROは強くプレイをおすすめします。
ゲームとしては、死にゲーに分類されます。死ぬことを前提にゲームデザインされているため、リスタートのストレスもありません。
シナリオとゲームシステムがリンクしているのも大きな特徴で、例えば死亡後のリスタートにもちゃんとシナリオ的な理由付けがなされています。
サイバーパンク、SF、退廃的という単語にピンとくる方は絶対に買ったほうがいいです。ただし、クリアしてもストーリーはすっきり終わりませんのでそこは注意です。
Katana ZEROをクリアして、私と一緒にKatana ONE(あるいはDLC)を待ちましょう。
STEAM | Switch | PS4/5 |
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◯ | ◯ | ✕ |
Celeste
カナダの「Matt Makes Games」(現・Extremely OK Games)が開発した2Dアクションゲーム「Celeste」は、抽象的で空想的な世界観を持つ、幻想的な雰囲気のゲームです。
Celesteは国内外から高く評価されており、権威ある様々な賞にノミネートされています。
主人公の「マデリン」は神秘的な謂れのある「Celeste山」の登頂を目指します。
その過程で様々な出会いを果たし、マデリン自身の心の闇と対峙していくことになります。
そして主人公は、自身の心の闇と対峙することになります。
……あらすじだけを聞くとふわっとした雰囲気ゲーと感じる方もいるかもしれませんが、CelesteもKatana ZEROと同じく死にゲーに分類されるゲームです。
随所に暖かみを感じる作風ながらアクションの難易度はガチで、「どんな山やねん!」と思うことうけあいです。
とはいえ、普通にクリアするだけなら頑張れば誰でも行ける難易度だと思います。
リスタートが容易で、BGMも素晴らしく、先へ進めたくなる魅力もあるため万人におすすめできるゲームです。
STEAM | Switch | PS4/5 |
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◯ | ◯ | ◯ |
SunBlaze
「Games From Earth」が開発した2Dアクションゲーム、「SunBlaze」です。
SunBlazeは、開発者が上記の「Celeste」に影響を受けたことを公言しており、Celesteと同じく死にゲーになっています。
主人公は父親のようなスーパーヒーローを目指す少女で、父親が作ったトレーニングシミュレーターに挑戦する形でゲームはスタートします。
Celesteとの大きな違いは完全なるステージクリア型のゲームになっていることです。
全てが1画面で完結するため、「今日は時間がないからこのステージだけクリアしよう」といったプレイも可能で、忙しい社会人にも優しいゲームになっています。
注意する必要があるのは、SunBlazeがCelesteの影響を受けたのはゲームシステム部分だと考えられるので、Celesteの独特で幻想的な雰囲気を求めている方はSunBlazeを買うべきではありません。
SunBlazeもやはり難易度は高いですが、Celesteよりもパズル的要素が強いと感じました。
Celesteの影響を受けているのは間違いないですが、Celesteとは雰囲気が全く異なるので、Celesteが好きだからといってSunBlazeが好きとは限りません。
どちらかというと、高難易度で手軽な死にゲーがプレイしたい方におすすめです。いずれにしても、SunBlazeが面白いゲームであることは間違いありません。
STEAM | Switch | PS4/5 |
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◯ | ◯ | ✕ |
ゆうゆう自適のゆうかりん
「ヌゥ」さんが開発した東方二次創作2Dアクションゲーム「ゆうゆう自適のゆうかりん」は、東方を知らない方にでもおすすめできるアクションゲームです。
主人公はタイトル通り「風見幽香(ゆうかりん)」。ゆうかりんのアクションがいちいち可愛く、シチュエーションによって格好も変わるためプレイしていて飽きることがありませんでした。
主にスーパーファミコンの良作アクションゲームから影響を受けていると思われ、私がプレイした限り「スーパードンキーコング」、「星のカービィ」、「ヨッシーアイランド」のエッセンスを強く感じました。
そのあたりのゲームにピンと来るものがある方には特におすすめです。
元ネタを思い出しながらプレイするのも一興。
グラフィックもきれいで可愛く、暖かみを感じるものになっています。操作感も非常にいいです。
……さて、このゲームを語る上で欠かせないのはそのサディスティックな難易度です。
牧歌的で可愛い見た目に反し、難易度は極めて高いです。通常のクリアまでという条件であれば、今回紹介したゲームの中で最も難しいかもしれません。
とはいえ、決して理不尽と高難易度を履き違えたようなゲームではなく、きちんと考えてプレイすれば苦労しながらもクリアできるようになっています。
特に後半のステージはアクションゲームのプロを自称する私でも苦戦しました。はにわは許さん……
STEAM | Switch | PS4/5 |
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◯ | ✕ | ✕ |
溶鉄のマルフーシャ
「hinyari9」さんが開発した「溶鉄のマルフーシャ」は、ディストピア世界で門を守る衛兵の少女「マルフーシャ」を主人公としたゲームです。
公式には「ハイテンポシューティング」とジャンル分けされており、しかも「2.5Dのドット絵」と記載があったため今回紹介するか悩んだのですが、私の感覚的には「アクションシューティング」に近かったので紹介させていただきます。
ハイレベルなドット絵で作られたゲームで、キャラクターはとても魅力的です。
そんな可愛い少女のグラフィックとは対照的に、ディストピア世界を舞台とした世界観は陰鬱で、細かい部分まで作り込まれたグラフィックと演出がそれをさらに補強します。
ゲームシステム的には「アクション」、「タワーディフェンス」、「シューティング」の要素が組み合わさったものになっています。
仲間との共闘感が強いのも特徴で、みんな可愛く魅力的なため、共闘していくにつれて一緒に生き延びたいという思いが強くなってきます。
個人的には小隊とか組んでみんなで戦いたいと思うくらい魅力的なキャラクターたちでした。
また、マルチエンドを採用しており、ちょっとした条件でエンディングが分岐します。
……いずれにせよ難易度は低く、気軽にさっくりと遊ぶことができるのが魅力です。
ディストピア、SF、共産主義国家……その手のエッセンスが好きな人には特にぶっ刺さるゲームです。
値段も安く、プレイ時間も短いため、気軽にプレイできるゲームです。
ただ、ストーリーはちゃんとプレイヤーの印象に残るほど作り込まれているゲームでもあります。
現状はSTEAM版のみですが、冒頭のPVにあったようにコンソール機で発売する予定があるそうです。
STEAM | Switch | PS4/5 |
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◯ | ◯ | ◯ |
おわりに
今回紹介したゲームは、全て私がクリアした上でおすすめできるものとなっています。
興味があれば、ぜひ購入してみてください。
インディーズゲームは、非常に意欲的なゲームが手頃な値段でプレイできる、ゲーマーにとってはとても嬉しいゲームです。
昨今、家庭用への移植が進んでいるとは言え、やはりインディーズゲームの主戦場はPC(STEAM)であることは間違いありません。
今回紹介したゲームでも、STEAMでプレイできないものは皆無でしたし、大抵のゲームはまずSTEAMでリリースされてから移植されます。
インディーズゲームに限らず、本格的にゲーマーへの道を歩んでいきたい場合、ゲーミングPCを所持しておくことをおすすめします。
今回紹介したようなゲームをPCでプレイしたい場合、それほど高いスペックのゲーミングPCは必要ありません。具体的には、RTX3060で十分です。
ゲーミングPCに興味のある方は以下の記事をご覧いただければと思います。