ゲーミングデバイスの業界最大手「Logicool」が販売しているゲーミングキーボード、「G913TKL ホワイト」を購入して1年経過しました。
私はG913TKLを購入した時点ですでに「Realforce RGB」を所有していたのですが、2台目のパソコンを自作したのを言い訳にして「G913TKL」も購入してしまいました。
G913TKLはワイヤレスゲーミングキーボードですが、無線の系統が2つ(bluetoothとLIGHTSPEED)あるので2台のパソコンで切り替えて使用できるのです。
結論から言うと、値段に見合う高級感を兼ね備えたゲーミングキーボードです。
ただ、巷で言われているほど「決定的にG913TKLが素晴らしい」とも思いませんでした。
普通に値段に見合った良いキーボードだと思います。
G913TKLホワイトを購入しようか迷っている方はぜひご覧ください。
Logicoolとはどういう会社なのか?
ロジクール(Logicool)は、スイスとアメリカに本社機能を置くゲーミングデバイス開発の大手企業「Logitech」の日本法人です。
両社は名前が違いますが、同一企業です。
日本でゲーミングデバイスといえば「Logicool」か「Razer」かというくらい有名な企業です。
実績は折り紙付きで、プロゲーマーでLogicool製デバイスを使用している人も多いです。
万人受けするデザインと性能、それと手頃な価格の製品も多いのがLogicoolの特徴だと思います。だからこそ日本でシェアNo1なのでしょう。Razerは少し尖っていますからね。
G913TKLとは?
ロジクールの販売しているワイヤレスゲーミングキーボードです。
「TKL」なので、テンキーレスの小型なモデルになります。
特徴として、通常のキーボードと比べて半分ほどの厚さしかないキーが挙げられます。
そのおかげで非常にスタイリッシュな見た目と携帯性の高さを獲得した一方、打鍵感は通常のキーボードと多少異なります。
また、三種類の軸のモデルが販売されています。「リニア」、「タクタイル」、「クリッキー」という名前ですが、リニアがCherry赤軸相当、タクタイルが茶軸相当、クリッキーが青軸相当という認識で大丈夫です。
キーボード自体の色は黒とホワイトが販売されています。
私が買ったのはホワイトです。ホワイトというよりシルバーという印象ですが。
G913TKLは三種類の軸のモデルが販売されていると言いましたが、ホワイトの場合なぜかタクタイルしか選択肢がありません。
「Realforce RGB」の荷重といい、「ROG Falchion NX」の軸といい、なぜ私が買うものは謎の制限がかかるのでしょうか……
マルセル北村が実際にG913TKLを使ってみた
とりあえず、見た目は優勝です。美しい。キーは白ですがボードがシルバーのため、やはりシルバーの印象が強いです。
キーを打ってみると、明らかに底打ちが早いです。ハーフキーボードの影響ですね。
いい悪いはともかく好みの分かれる打鍵感だと思います。キーを強く叩くタイプの人だとすぐに指が疲れてしまうかもしれません。
とはいえ、これはゲーミングキーボード。ゲーミングに限ればむしろ軽い力でキーを押しっぱなしにできるため疲労感は少なくなると思います。
そして地味に便利なのがキーボード右上の音量調節バー。ふと音量を調整したくなったときに大いに役立ちます。
G913TKLホワイトを使ってみて感じたメリット
G913TKLを使って感じたメリットは以下のとおりです。
- 圧倒的高級感
- 携帯性が高い
- 茶軸相当の心地いい打鍵感
- 直感的な音量調整バー
圧倒的高級感
これは本当にすごいです。部屋のインテリアにも使えそうな仕上げで、他のキーボードの追随を許しません。
私がみたことのあるゲーミングキーボードの中でもトップクラスの高級感です。
ただ、キーはたしかにホワイトですが本体はどちらかというとシルバーかな?という印象です。
だからこそ高級感を感じるのですが。
デスク周りを白一色にしてゲーミングデバイスを揃えたいときにはホワイトがうってつけです。
商品画像よりも実物のほうが圧倒的なので、ぜひ実物をみることをおすすすめします。
携帯性が高い
ワイヤレスで重量810g。
私が普段使っているリアルフォースRGBは1100gなので300gほど差があります。
スペック上の重さ以上に、キーが通常の半分程度の厚さしかない薄型キーボードなので、持ち運びが容易です。
それに加え、2種類の無線方式を備えておりワンボタンで切り替えられるので、2台のパソコンでキーボードを使いたい方には最適です。
G913TKLホワイトは片手で持てますが、リアフォは難しいです。
茶軸相当の心地いい打鍵感
「G913TKL」では「リニア」(赤軸相当)、「タクタイル」(茶軸相当)、「クリッキー」(青軸相当)の三種類からキースイッチを選択できるのですが、本体カラーがホワイトの場合はなぜか茶軸相当のタクタイルしかありません。
茶軸は、「カチカチ」と小気味いい音のなる青軸と、「スコスコ」と吸い込まれる打鍵感の赤軸の中間を取ったような軸です。
いいとこ取りともいえますし、中途半端ともいえます。
ただ、その特徴から茶軸は万人受けする軸だと思います。
要注意なのは、キーが半分の厚さのため通常のゲーミングキーボードの茶軸とは打鍵感が若干異なること。やはり実物を触ってみるのが一番です。
直感的な音量調整バー
「音量調整キー」はたいていのゲーミングキーボードについていますが、正直ほとんど使ったことがありません。ひとえに使いづらいからです。
何度も押したり、押しっぱなしにしてちょうどいいタイミングで離したりしなきゃいけなくて面倒だよね!
一方、「G913TKL」の右上には、音量調整を行うためのバーがついています。
なかなかどうしてこれが地味に便利です。
微調整はできませんが、大まかに音量を上げ下げしたいときに大活躍。
そもそも音量を微調整したいことなんてありません。
ある程度大きくしたいか小さくしたいかです。なので、G913TKLの音量調整バーは合理的です。
ちなみに音量調整バーの正式名称は「エッジレス音量ホイール」らしいよ!どうでもいいね!
G913TKLホワイトを使ってみて感じたデメリット
G913TKLホワイトを使って感じたデメリットは以下のとおりです。
- 値段の高さ
- なぜか軸が選べない
値段
値段は相応に高いです。定価だと30000円超え。実売価格でも25000円は超えています。
ワイヤレスなメカニカルゲーミングキーボードの中ではぶっ飛んで高いというわけではないのですが、購入するには勇気の必要な金額であることは間違いないです。
リアルフォースのちょっと下くらいの価格帯で、ゲーミングキーボードとしては準最高額クラスです。
なぜか軸が選べない
全く意味がわからないのですが、「G913TKL」は三種類の軸から選べるのに、「G913TKLホワイト」の場合はタクタイル(茶軸相当)しか選べません。
私はどちらかというと青軸が好きなのと、所持しているリアフォがクリック感が薄いものだったので、「クリッキー」にしようと思っていたのですが、しょうがなくタクタイルにしました。
軸を選びたい場合はG913tklのブラックを購入する必要があります。
まとめ~質感最高の高級ゲーミングキーボード
「G913TKLホワイト」を語る上で欠かせないのは間違いなくその高級感だと思います。
観葉植物の横に置きたくなるくらいスタイリッシュです。
機能としてもゲーミングキーボードに必要十分以上なものを備えており、実用性もハイレベルです。
ネックとしては値段です。あとは過度な期待は禁物といったところでしょうか。
財布事情が問題なく、デスク周りをおしゃれにしたいスタイリッシュゲーマーにおすすめです。白一色にしたいときとか。
※今は、ASUSの無線60%ゲーミングキーボード「ROG falchion NX」をメインのゲーミングキーボードとして使用しています。
とてもおすすめなので、是非レビュー記事をみて行ってください。